On the Sunny side 誰にでも居場所がある

On the Sunny side 誰にでも居場所がある

2007/11/13
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カテゴリ: 障害者と働く
困ったことに彼のうちには悪いやつは居ません、全員がいい人です。
でも初めて、姑に楯突いて彼を此処につれてきたのは母親でした。

三人兄弟の長男として生まれたのですが妹たちとは待遇が違いました、初孫で跡取り(死語?)の誕生に有頂天となった彼の祖母は両親から孫を取り上げ責任をもって丹精こめてかれを育て上げました。

彼は面談の中でこのまま社会人になることに虚無感を覚えること吐露しました。

自分の進路はこれでよいのかとの考えにとらわれ、また進路(大学について)は祖母が独断できめ其れに対して何も言わない両親に絶望して・・・・

自分のために総てをかける祖母、祖母に対する遠慮で無関心を装う両親、兄は甘えているとしか理解しない長女、お姉ちゃんが嫌いだから兄ちゃんが大好きな次女。

不幸な家庭でしょうか?

垣根に登って落ちなければ高いところでは気をつけることを知りません。
職員によく「象を見たか」とききます、起源は南北戦争にまでさこのぼることができる米軍の古い言い回しで、実戦を経験したことのある無しで総てが違うという意味です。

殆ど口頭では注意しません、できるまで何度も何日もただじっとみています。

バイト君にはそれをさせています、F氏の機能訓練のサブをさせています。
ただじっとみています、やさしさは無責任の一表現です、其れが彼に理解できれば、下宿の押入れの奥にある卒論を教授に届けるでしょう。

障害児を抱えること、わが子を育てられないこと、どちらが不幸でしょう。

「あのコのしたい事は親の手伝いよ、卒業したら百姓すれば」
                     By魔女





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Last updated  2007/11/13 08:04:05 AM
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