2001年10月05日
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などと息巻いていたが、飛行機の墜落事故に、ビビッてしまった。そもそも、イタリアに行きたいのはなんのため?フードバトルよろしく、おいしい食べ物飲み物芸術を体に流し込むため?百歩ゆずって、人生は楽しむためにあるから、イタリア人のまねをしようってこと?危険を乗り越えてもしたいことなの?死そのものがあまりに生々しく感じてしまうこの頃、今死んだらきっと後悔するだろうと思ってしまう。

 何を後悔するのだろうか。
仕事?・・・確かに最近自分なりの目標がない。人がどうあれ自分は!という意地みたいなものがない。趣味?・・・合唱もルーティンになっていて、目の前に出された曲を歌うという、まるでブロイラー。登山も旅行も自分一人でもなんとかするという意地も覚悟もない。家庭?・・・結婚したいと思って何度も破れたことは、確かに打ちのめされたが、だからといってチャンスをつかもうとしない駄々っ子のような自分。まわりも少々呆れ始めていることは、分かっている。信仰?・・・このテロの事件がなければ、クリスチャンであることすら忘れていた。
 私自身とはいったいなんなのだろう。頭を刈られて強制収容所につれていかれたユダヤ人たちが誇りや希望を奪われて無表情になってしまった写真。人間の形をしていても、人間として生きられないアフガニスタンをはじめ多くの難民たちの映像を頭にイメージしてみる。後悔を肴に酒をくらい、惰眠をむさぼり、PCの前で自虐の日記をしたためるために生まれてきたのだろうか。この3連休を何も計画ができず、人にあてにもされずにいると口をつくのは、愚痴ばかり。

「生きがいとは、死にがいのこと」とは、よくいったものだ。死すら乗り越えてやりたいことが見つかった人は、たとえ達成しなくても後悔などしないだろう。崩壊するビルに乗りこんでいった勇敢な消防士たちは、自分の命を省みる瞬間すらなかった。遺言すら残せなかった。もしかすると助けた人が目の前で下敷きになってしまったことを悔いているかもしれない。後悔ができるゆとりのあるうちは、後悔の値すらないのかもしれない。






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最終更新日  2001年10月06日 01時01分18秒
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