市 民 財 政 研 究 会

市 民 財 政 研 究 会

2007年01月10日
XML
カテゴリ: 火災は?


kasai30.jpg


ビルの10階に ハシゴ車が届いたからといって、火災の時に
助かるかどうかは わかりませんが、東村山消防署には
30メートル以上に届く ハシゴ車は ないとのことです。

それ以上の階では スプリンクラー対応。 救助は
ヘリコプターのホバーリングによる吊り上げとのこと…



先日、市の都市整備部に ☆の質問をして ★のお答えをいただきました。

☆高層ビルの場合、オール電化が一般的になってきていますが
このビルはガス使用と聞きましたが、本当ですか?
そうでしたら、その理由は何ですか? 

★ガス使用です。再開発ビルは複合施設なので、
各々のメリット・デメリットを検討した結果です。





オール電化が 良いのかどうかはわかりませんが、電気より
ガスの方が 火事になりやすいように思いますがどうなのでしょう?

今 ここに書きながら気づいたことですが、電気とガスのメリットと
デメリットをどう考え、検討したのか 伺ってみないといけませんね。

スプリンクラーで 火が消せなかった場合は?

他の階に火が移りそうになったら 各階ごとにあるシャッターを
閉めるのだと思いますが、逃げ遅れた人はどうなるのでしょう?

非常階段までたどりつけないとしたら?
ベランダに出た人は 飛び降りるしかないとか?

炎が出ている間は ヘリコプターは近付けないとのことです。
煙でも 上昇気流が烈しい間は やはり近づけないのでは?

仮に 救助活動ができたとしても ホバーリングでの吊り上げでは
順番もあるし、何人かしか助けられないのでは?


ビルの壁から2メートルが歩道で、14メートル 先は民家です。
反対側は 駅のホームと線路で、駅の利用は不可能!

狭い敷地に ぎりぎりに建てる100メートルビルは どう考えても 危険です。


地方自治法の 第一条の二 は

地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における
行政を 自主的 かつ 総合的に実施する役割を広く担うものとする。


となっています。地方公共団体である 東村山市は
しょんぼり 住民の福祉の増進ではなく、住民の危険の増大を図り… と置きかえることができ
地方自治法に違反していると言えるのではないでしょうか?






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年01月10日 20時59分43秒
コメント(5) | コメントを書く
[火災は?] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


避難について  
抹茶 さん
東村山の再開発ビルについてではなく、一般的な高層建築物の避難についてです。

東村山消防に限らず、殆どの消防署が持っているハシゴ車は30m程度の高さまでしか届きません。これは建築基準法にも反映されていまして、非常用進入口というのを3階以上の階には設けなくてはいけないのですが(よくビルの窓に赤い三角マークがついているのがこれです)、これは31m以上の階には設置しなくても良い事になっています。何故ならハシゴ車が届かないから。

ではどうやって避難や救助、消火を行うのか?
避難については基本は階段です。但し高層建築物の場合はより安全性の高い「特別避難階段」を一つ以上設置することが義務付けられます。この階段は廊下から直接階段室に入るのではなくて、「附室」という部屋を通ってから階段に入る為に煙が階段室に流れ込み難いという構造となっています。

また階段についても必ず2方向に逃げられるように複数の階段を設けることが義務付けられます。

ヘリによるホバリングスペース(Rマーク)は、これらの補完しかつ緊急救助活動の為のスペースとして高層建物については消防から設置を指導されます。
所沢の高層マンション群や田無の再開発ビルでも航空写真を見ると設置されていることが判ると思います。 (2007年01月11日 15時07分54秒)

消火活動について  
抹茶 さん
では次に、ハシゴ車も届かない高層階の消火はどうするか?

初期消火についてのスプリンクラー設備は非常に有効であることは、過去の火災実例等を見ても判りますし、また消防ではスプリンクラー設備を非常に重視します。

次に消防隊を高層階に送る方法ですが、これは「非常用エレベーター」で対応します。
これは一般用エレベーターとは独立した区画を持ち、かつ非常電源でも動き、さらに乗降ロビーも他の部分と区画されたエレベーターです。
31mを超える建物についてはこの「非常用エレベーター」の設置が義務付けられ(一部例外規定はあります)ています。

普段は普通のエレベーターとして使用されていたり、商業施設などでは荷物搬入用として使われていたりもします。

これで高層階に消防隊を送り込む訳です。

じゃあ消火用水はどうするの?
これには「連結送水管」という設備があります。
この設備は地上にある送水口にポンプ車のホースを繋ぐと、そこから高層階へパイプが通じていて消防隊はその階にある取出し口にホースを繋いで消火に当たるわけです。

大きな建物だと1階のどこかの壁に「送水口」と赤いプレートや赤い文字で書いた差込口があります・・・これがそれです。 (2007年01月11日 15時18分23秒)

延焼防止について  
抹茶 さん
高層階では避難までの時間が必要であることから、特に防火区画という一定時間炎を食い止める壁や扉で細かく区画されます。

前述した階段室や非常用エレベーター、附室の壁もこの防火区画で囲まれています。

火災発生区画に居た人は、まずこの区画を一つくぐることでまず第一次の避難ができます。
そして次に階段室の区画をくぐり地上へと向かう事になります。

このように高層建物に限らず、大規模な建物では延焼防止、避難、消火の為の設備が建築基準法、消防法等でかなり細かく規定されています。

勿論、これはハード的な対策であって、これにソフト面の対策があって初めて防災的に安全な建物であると言える訳です。

ただ一つ言える事は、これらの対策を行っても決して万全ではないという事。想定を超した災害に対してはこれらの設備でも対応できない事も十分考えられます。

ですので、このような防火避難規定は、過去大きな災害が起きる度に改定されてきたという経緯があります。 (2007年01月11日 15時26分30秒)

ガス?電気?  
抹茶 さん
最近はオール電化のマンションも増えていますが、こればっかりは高層マンションだからオール電化という公式にはなっていません。

どちらかと言うと、そのマンションを造るデベロッパーのコンセプトに拠る所が大きいかもしれません。

オール電化でのマンションの場合、給湯面でネックになる事もあります。
オール電化は夜間電力を用いて給湯し、それを貯めて昼間使うという事になりますが、特に家族用住戸の場合一日につかう湯量を賄うだけの量を貯めるスペースが必要であったりすることから、この点ではガス湯沸器の方にメリットがある場合も多いです。 (2007年01月11日 15時33分20秒)

Re:ガス?電気?(01/10)  
抹茶さん こんばんわ!
>最近はオール電化のマンションも増えていますが、こればっかりは高層マンションだからオール電化という公式にはなっていません。

>どちらかと言うと、そのマンションを造るデベロッパーのコンセプトに拠る所が大きいかもしれません。

マンション販売会社が ガス会社と仲良し とか聞いてますが、そういうことですか?

>オール電化でのマンションの場合、給湯面でネックになる事もあります。
>オール電化は夜間電力を用いて給湯し、それを貯めて昼間使うという事になりますが、特に家族用住戸の場合一日につかう湯量を賄うだけの量を貯めるスペースが必要であったりすることから、この点ではガス湯沸器の方にメリットがある場合も多いです。

ご丁寧に ありがとうございました。
知らないことばかりで ありがたく感謝しております。
これからも どうぞ よろしく お願いいたします。 (2007年01月11日 23時42分45秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: