自己中心的恋愛模様

2007.05.18
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カテゴリ: 突発的な作品
※山と獄は敵対マフィアの人間です














さあ 踊ろう
戦いと言う名のダンスを

互いに想いを断ち切るために
(愛し合った日々は もう戻らない)
互いに想いを貫くために
(自分の信念を誇りを 護るんだ)

さぁ 武器を持って踊ろう
互いのどちらかの命尽きるまで・・・






























月夜に妖艶に蒼く光る 日本刀を持つ男
鼻を刺す火薬の匂いと煙草の匂いを見に纏う男

互いに真剣な目をしている・・・
そんな2人は 恋人同士だった

・・・そう 今となっては過去形の話だ
嗚呼・・・太陽の優しい光に照らされ、
仲睦まじく過ごしていた2人に
こんな未来があるなんて
一体誰が予想していただろう

日本刀を持った男の名は 山本武。
短めの黒髪

顎の部分ある傷が 印象的な男だ

一方 煙草を銜えている男は 獄寺隼人
月光に光り輝く銀色の髪
緑玉石のような瞳に 凛とした意志
白い肌が 印象的な男だ





穏やかに笑う山本
それとは対照的に
眉間に皺を寄せている獄寺

何が彼らを別れさせたのか
何が彼らを変えさせたのか

それは 誰にも分からない・・・
唯一分かっているのは 彼ら自身


「なんで こんな事になっちまったんだろうな」


どこか苦笑しながら 山本が呟くように言った
その言葉を聞いた瞬間 獄寺の耳がピクリと動いた

そして 一瞬だけ・・・泣きそうな顔になった

(けど その顔に気づく者はいなかった・・・)

戦いの火蓋が切られるまで あと5分
その間 2人はどんな心情で
その5分という短い時間を過ごしたのか・・・

(後悔?それとも 己の人生の終幕を想像?)

ただ・・・これだけは言える
2人は 心のどこかでは
まだ 相手を想っていたと言う事だ
それが 愛なのか、憎しみなのかは分からないが・・・
いや・・・きっとどちらともであろう

2人とも相手を想いすぎて
愛しすぎて 愛しすぎて
そして 憎しみが生まれたのではないか?

だとしたら・・・
この戦いの結末は 想像出来ない

いや、戦いの結末を彼らは知っている
ただ その結末が2人にとって幸せな終わり方であるかは・・・
誰も 彼ら自身も 分からない・・・


「いくぜ 獄寺」


「・・・あぁ・・・。」


(嗚呼 一体誰が予想しただろうか?)

戦いの火蓋が切られた瞬間
その場に 響いたのは
銃弾が放たれた 軽快な音

2人は顔を見合わせ
2人は 満足したかのように微笑んだ・・・


「「ごめんな」」


2人の口が 同じ言葉を発した・・・

2人の胸に空いた風穴
銃口の先から昇る 白い煙

2人は そのまま大地へと倒れた・・・















(2人の打った銃弾は 互いに自分の胸を貫いた)

(それが 2人が出した結末)
(最期の最期になって2人は)
(再び 最愛の人と一緒になれた・・・・・)


きっとこれが 不器用な2人の終幕

そして 旅立ちなのであろう・・・





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Last updated  2007.05.18 20:20:00
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