Blacklist ~古川洋輔のひとりごと~

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砂時計




夜の海が鏡のように 何もかもを映し出すなら
今 私の心の中は月がただひとつの光

あの人に祈りを捧げることが
許されなくても

瑠璃色に染められた波が
寄せては返していく度
愛に似た情に操られ
この両手を合わす

白い砂を両手で救い 砂時計を真似てみたけど
時の流れは計れなくて 自分が何処にいるかさえ

振り向けばあの頃のままの
あなたが滲んでしまうけど

わがままな私の涙を
風が運ぶというなら
あなたまで届く間に
いっそ乾いてほしい

いつかまたこの色に染まり
祈るとわかっていても

瑠璃色に染められた波が
寄せては返していく度
愛に似た情に操られ
この両手を合わす

瑠璃色に染められた波は
寄せては返すばかりで
愛だけが募るばかりで
この両手は震える

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