音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2026.01.28
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初の2枚組、初のコンセプト・アルバム


 ジューダス・プリースト(Judas Priest)の16作目にして、初めての2枚組作品となったのが、2008年リリースの『ノストラダムス(Nostradamus)』というアルバムである。“メタル・オペラ”と銘打たれたこの作品は、この時点で既に40年近かった活動歴において初のコンセプト・アルバムでもあった(それゆえ、1枚目は“Act 1”、2枚目は“Act 2”、つまりは、第1幕、第2幕という風に名づけられている)。

 さらにジャケットやライナーの曲目を見ると、曲のタイトルが全部大文字で記されているものと、普通に小文字も使って書かれたものがあることに気づく。これは、前者が通常の曲であるのに対して、後者はプレリュード的な前哨曲になっているという区別を示している。こうした曲構成の中で、ノストラダムスの人生というテーマが描き出されていく。

 ACT 1から順にアルバムを追って注目のナンバーを見ていきたい。導入的な1.「創造の曙光」に続く2.「予言」は、貫禄いっぱいのジューダス・プリーストらしいナンバー。ノストラダムスの人生の転機(疫病で妻と子をなくす→絶望→迫害をうける)というテーマのため、アルバムのトーンはどんどん重苦しくなっていくが、個別の楽曲としては、8.「ペストと疫病」がいい。

 ACT 2では、預言者ノストラダムスとして生きていく過程が扱われているが、冒頭の迫害や孤独といったテーマから、次第に前向きになり、最後は人類に預言を残して人生を終えていくという流れ。したがって楽曲も、冒頭はやや重たく、次第にトーンが希望に満ちてきて、最後は堂々としたナンバーで締めくくるというもの。そういう意味では、末尾の9.「ノストラダムス」と10.「人類の未来」がハイライトと言える楽曲。その他、この2枚目の中から注目する曲を挙げるとすると、2.「追放」や5.「幻視」といったところだろうか。

 2枚組で実在した人物の人生を追うというコンセプトゆえか、聴いている方としては長さが気になったり、聴き手によっては“中弛み”のようなものを感じる部分もあるかもしれない。とはいえ、2枚合わせて100分超の大作という意欲の感じられる盤である。


[収録曲] *すべて大文字表記のものが主たる楽曲。小文字を含むものはプレリュード的な楽曲。( )内は日本盤による邦訳の曲名。

ACT 1 (Disc 1)
1. Dawn of Creation (創造の曙光)

3. Awakening  (目覚め)
4. REVELATIONS (啓示)
5. The Four Horsemen (四騎士)
6. WAR (戦)
7. Sands of Time (時の砂)
8. PESTILENCE AND PLAGUE (ペストと疫病)
9. DEATH (死)
10. Peace (平和)
11. CONQUEST (征服)
12. LOST LOVE (失われた愛)
13. PERSECUTION (迫害)


1. Solitude (孤独) 
2. EXILED (追放)
3. ALONE (孤立)
4. Shadows in the Flame (炎の中の影) 
5. VISIONS (幻視)

7. NEW BEGINNINGS (新たな始まり)
8. Calm Before the Storm (嵐の前の静けさ)
9. NOSTRADAMUS (ノストラダムス)
10. FUTURE OF MANKIND (人類の未来)

2008年リリース。




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NOSTRADAMUS[輸入盤]/JUDAS PRIEST[CD]【返品種別A】




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Last updated  2026.01.28 22:07:32
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