秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

秋に咲くヒマワリ・・なのかもね。

PR

Calendar

Favorite Blog

コレ、いいかも☆ natsu。さん
ハワイアン生活  … hayatoman20さん
NO COLOR NO LIFE! N… color&designさん
芦田晋作の三文レビ… 芦田晋作の三文レビューさん

Freepage List

2019.03.18
XML
カテゴリ: 介護 Nursery Care
2週間ほど前のニュースです。
腎透析を受けていて不具合が起きて別の病院に行った患者に、そこの医師が首から管を挿す選択肢と死に直結する別の選択肢を提示して後者を選んで患者が死亡した問題です。

1年前の7月の親の入院で似たような経験をしたので、今回の患者さんのご家族の気持ちはよくわかります。第一報をスクープした毎日の別の有料記事にあった、病気を治そうとして入院したのに逆にあきらめろと言われたときの患者の家族の気持ちとか、死を迎えるまでの胸の潰れるような期間は自分でもまた家族でもまた味わいたくありません。

あのときに思ったのはアルバイトの医師との30分に満たない面談で人の生死が決定されてしまうことの怖さや、持っている医学的情報量では患者家族と医師では格段の差が有るのは明らかで、今回のニュースで出てきたように、第三者の相談相手があっても良いのかと思いました。また、決めた選択肢をやっぱりやめたという患者の決断が、現在は出来ないようなので、単なる同意書1枚ですませず、その後のフォローをシステム化したらよいと思いました。医師にそう言われても、患者はそれがいやで別の病院に転院するのに大きなエネルギーが必要です。

以前読んだスウェーデンの介護で、自分でできなくなったら終わりという考えがベースにあるため、スェーデンには寝たきりが少ないというのは理解しながらも、あの時、首から管を挿してでも長生きさせるべきだったかと、亡くなった後も結構悩みました。

2月にたまたま五十肩で1ヶ月以上首、肩、腕が痛くて本当に夜通し満足に眠れないことがありました。よく親が晩年に足が痛くて寝られないと夜中にブザーを鳴らして、シップを貼ってあげたり、さすってあげたりしたことを、それで思い出しました。たまに疲れたり酔っ払ってるときはブザーが鳴ってもわざと起きなかったりしましたが、今思うと親に非常に悪いことをしたと思います。たまに親が、長生きしても自分で動けなくなったらしょうがないと言ったのを思い出し、あの時これ以上苦しめずに引き止めなかった決断で良かったのかとちょっと思えてきました。

高齢の要介護者のそういった痛みを疑似体験できる薬やシュミレーターがあれば、もう少し優しく接することが出来たのにと悔やまれます。

2019.3.28.内容の追加
■参考リンク

「人工透析」患者は病院の定期的な収入源 
「福生病院」事件に見る“闇”
社会週刊新潮 2019年3月28日号掲載
治療再開の意思に病院は応じず…「人工透析」と「尊厳死」(2/3)

 東京都の福生(ふっさ)病院で行われた人工透析“中止”について、院長は「患者ご本人が決めないとしょうがないこと」「フランスやスペインでは、透析患者の死亡原因の20~25%は透析中止なんです。日本は1%か0・5%と言われている」と語る。その言葉の裏には海外とは異なる「闇」が日本にあることを示唆させる――それは我々が、重い腎臓病を抱えた患者は人工透析を受けざるを得ないという「常識」に囚(とら)われていることに起因し、そこには「カネ」の問題が潜んでいる。
以下略。

医師が「死」の選択肢提示 透析中止、患者死亡 東京の公立病院
毎日新聞2019年3月7日 05時00分(最終更新 3月8日 23時30分)

 東京都福生市と羽村市、瑞穂町で構成される福生病院組合が運営する「公立福生病院」(松山健院長)で昨年8月、外科医(50)が都内の腎臓病患者の女性(当時44歳)に対して人工透析治療をやめる選択肢を示し、透析治療中止を選んだ女性が1週間後に死亡した。毎日新聞の取材で判明した。病院によると、他に30代と55歳の男性患者が治療を中止し、男性(55)の死亡が確認された。患者の状態が極めて不良の時などに限って治療中止を容認する日本透析医学会のガイドラインから逸脱し、病院を監督する都は6日、医療法に基づき立ち入り検査した。
ガイドラインから逸脱 都が医療法に基づき立ち入り検査
 外科医は「透析治療を受けない権利を患者に認めるべきだ」と話している。病院側によると、女性は受診前に約5年間、近くの診療所で透析治療を受けていた。血液浄化用の針を入れる血管の分路が詰まったため、昨年8月9日、病院の腎臓病総合医療センターを訪れた。外科医は首周辺に管を挿入する治療法と併せ、「死に直結する」という説明とともに透析をやめる選択肢を提示。女性は「透析は、もういや」と中止を選んだ。外科医は夫(51)を呼んで看護師同席で念押しし、女性が意思確認書に署名。治療は中止された。
 センターの腎臓内科医(55)によると、さらに女性は「透析をしない。最後は福生病院でお願いしたい」と内科医に伝え、「息が苦しい」と14日に入院。ところが夫によると、15日になって女性が「透析中止を撤回する」と話したため、夫は治療再開を外科医に求めた。外科医によると、「こんなに苦しいのであれば、また透析をしようかな」という発言を女性から数回聞いたが、苦痛を和らげる治療を実施した。女性は16日午後5時過ぎに死亡した。
 外科医は「正気な時の(治療中止という女性の)固い意思に重きを置いた」と説明。中止しなければ女性は約4年間生きられた可能性があったという。外科医は「十分な意思確認がないまま透析治療が導入され、無益で偏った延命措置で患者が苦しんでいる。治療を受けない権利を認めるべきだ」と主張している。
 日本透析医学会が2014年に発表したガイドラインは透析治療中止の基準について「患者の全身状態が極めて不良」「患者の生命を損なう」場合に限定。専門医で作る日本透析医会の宍戸寛治・専務理事は「(患者の)自殺を誘導している。医師の倫理に反し、医療とは無関係な行為だ」と批判している。外科医は女性について「終末期だ」と主張しているが、昨年3月改定の厚生労働省の終末期向けガイドラインは医療従事者に対し、医学的妥当性を基に医療の中止を慎重に判断し、患者の意思の変化を認めるよう求めている。
 東京都医療安全課の話 生命尊重と個人の尊厳保持という医療法の理念通りに病院が適正に管理されているかを確認している。
 厚労省地域医療計画課の話 一連の行為は国のガイドラインから外れ、現在の医療水準や一般社会の認識からも懸け離れている。【斎藤義彦】
人工透析治療


TBSラジオ:森本毅郎 スタンバイ!2019.3.8 金曜日11:50【2分でわかる】福生病院の透析中止で死者20人。専門家から批判相次ぐ
7日に毎日新聞がスクープしたこの問題。
死者は20人に上ると再び毎日新聞が報道。
医師、専門家、患者団体からは当然批判の声。
その批判のポイントを2分で整理!

透析医学会:透析で楽になった患者も多い
一律的な非導入は自殺への誘導
患者団体:医師が患者に生きるかどうか選らばせるのは問題、最後まで治すべき
医師の価値観の押し付けは良くない、医師、患者、第三者の目でチェックすべき

2019年の河津桜と東京スカイツリー








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.03.28 09:01:05


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: