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2026.03.18
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テーマ: 経済(1527)
米イラン戦争がなかなか終わりそうにありません。長期化すればいろいろな製品の原料が不足して社会への影響が大きくなりそうです。

堺屋太一さんが、中東紛争によるホルムズ海峡封鎖で日本の石油輸入が途絶し、社会がパニックに陥る様子を描いた『油断!』(1975年)という小説を思い出しました。50年以上前に日本の未来を予見する構想の作品を残されたのは偉大だと思います。

■参考リンク

油断! (文春文庫 193-1) Kindle版堺屋 太一 (著)

ある日、突然、中東からの石油が断たれた!エネルギー源の多くを石油に頼り、その石油のほとんどを輸入に頼る日本は、なすすべもなく崩壊してゆく……。日本のたどる道を生々しく描写してセンセーションを巻き起こした本書は、現実の政府プロジェクトによる調査レポートの結果を踏まえて書かれている。今でもわが国のエネルギー供給構造は当時と変わらず、石油が政治的にも地域的にも著しく偏在した資源であることにも変わりはない。……欠乏の恐怖は依然として身近にある。

GoogleAI油断 堺屋太一 あらすじを詳しく教えて
堺屋太一の小説『油断!』(1975年刊行)は、現役の通産官僚(当時)が「もし中東からの石油供給が完全に止まったら、日本はどうなるか」を徹底的なシミュレーションに基づいて描いたパニック小説であり、経済予測小説です。
以下に、その詳しいあらすじを段階を追ってまとめます。
1. 事件の始まり:ペルシャ湾の封鎖
物語は、中東の架空の国でクーデターが発生し、ペルシャ湾が封鎖されるところから始まります。

Amazon.jp
2. 第1段階:情報の混乱と買いだめ
石油供給が止まったというニュースが流れると、社会は一気にパニックに陥ります。
デマの拡散: 「トイレットペーパーがなくなる」「洗剤が消える」といった噂が広まり、スーパーでは凄まじい買いだめ騒動が起きます。
政府の失策: 有事の備え(備蓄)が不十分だった政府は、有効な対策を打ち出せず、場当たり的な節約の呼びかけに終始します。
3. 第2段階:経済システムの麻痺
原油の在庫が底をつき始めると、物理的なエネルギー不足が実体経済を直撃します。
物流の停止: トラックが動かせなくなり、食料品や日用品が都市部に届かなくなります。
電力制限: 発電所の燃料が不足し、計画停電や夜間の消灯が強制されます。
産業の崩壊: 工場が操業停止に追い込まれ、倒産や失業者が溢れかえります。
4. 第3段階:社会秩序の崩壊(日本列島の崩壊)

都市の機能不全: 暖房が使えない冬の寒さ、エレベーターの停止、水道の断絶などが重なり、都市生活は維持不能になります。
略奪と暴動: 飢えと不安に耐えかねた人々による略奪が頻発し、警察権力もそれを抑えきれなくなります。
国家の末路: 日本という国家が積み上げてきた高度経済成長の成果が、石油というたった一つの資源の欠乏によって、砂上の楼閣のように崩れ去っていく姿が描かれます。
作品の背景と意義
この作品は、1973年の第1次オイルショック直後に発表され、日本社会の「エネルギー供給の脆弱性」を強く警告しました。単なるフィクションではなく、著者の官僚としての専門知識に基づいた数値やデータが盛り込まれており、非常にリアルな「最悪のシナリオ」として当時の読者に大きな衝撃を与えました。

さらに詳しく知りたい特定のシーンや、当時の社会背景との関連について気になる点はありますか?

油断! (日経ビジネス人文庫 グリーン さ 3-2)堺屋 太一:読書メーター


NHK堺屋太一さかいやたいち1935~2019作家あの人に会いたいFile No. 570


2026.5.15内容の削除、追加








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Last updated  2026.05.15 02:30:06
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