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番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


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小話  屋台その2  VOL.162


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特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.06.01
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 目が暗がりに慣れてくると……、そのヒヨコはどうもミルキーが昼間買ったあの「モグモグ」のような感じでした。

アリス  「そ、そんな……。こんなに大きくなったの?」

 ヒヨコの姿のまま大きくなっていました。成長はしていないようです。本来なら「ニワトリ」ぐらいの身長と思われます。
さらにアリスは携帯電話の光で、食べ散らかされたきな粉の袋を見つけました。袋は破られていました。おそらく口ばしで破ったのでしょう。中のきな粉はほとんど食べ尽くされていました。

アリス  「まさか……きな粉を食べすぎてこんなに大きく……」

「あわわわわわ……」ミルキーは事の重大さが分かっていないようなキョトンとした顔で言いました。

アリス  「この世界のヒヨコって、きな粉を食べるとこんなに大きくなるものかしら?」

ウサギ  「大変ですよ、これは!明日からの餌代、どうするんです?!」

ウサギさんは早速餌代の事を心配し始めました。おそらくそれは仲買人という職業に付く者の性分なのでしょう。

「大丈夫だ……。しばらく”食料”には不自由しない」と言いました。
ウサギさんが「どうして不自由しないんですか?餌代が大変ですよ。この体だとかなり食べるのでは?」とマジメに聞くので、ニセアリスがあきれたように手を振り、「”アタシ達”の食料が不自由しないと言ってるんだ」と言いました。

ミルキーが泣き出し、「うわーーーーーん!これ、あたしのヒヨコだもん!絶対そんな事させないもん!」と言ってモグモグに抱き付きました。
するとモグモグもミルキーに体をすり寄せました。

アリスは「もちろん。そんな事させないわ!」と言いました。
「でも……、本当に餌代どうしましょうか……?」と困り顔です。
ため息を付きながら、携帯電話の電源を切ってポケットにしまいました。



 その後、皆は朝まで眠る事にしました。モグモグはアリスが洗面台から持って来た水をたっぷり飲んだ後、ミルキーの側でおとなしく寝ていました。






 そんなこんなで、朝を迎えました。
仕方なく、アリスは昨日のヒヨコ売りのお店に行く事にしました。全員でノミの市の会場に向かいました。会場に着くと、今日もたくさんのお店が軒を連ねていました。

アリス  「ここのお店は毎日やっているんですか?」



 ヒヨコのモグモグはまだロープでくくられていました。一度ミルキーがロープを解こうとしましたが、固く結ばれていたので外れませんでした。そこで「アリスタン、外して」と言いましたが、
ニセアリスが「飼い犬は鎖で繋ぐのがマナーだ!」と釘を刺しました。
 まあたくさんの人ごみの中ですし、モグモグは別に苦しそうにしていないので、アリスもそのままロープを付けておくのがいいだろうと思いました。
ミルキーがロープの端っこを持ちたがりましたが、アリスはこう言ってさとしました。
「体重の軽いミルキーさんでは、もしモグモグが急に駆け出したりしたら引っ張られてしまうわ。もう小さなヒヨコじゃないのよ」と言いました。それから「私が持っていますから」と付け足しました。


ニセアリス「こういう場合、体重の重い者が持つ方がいいんだよ。”体重の重い”者が」

 ニセアリスはワザと”体重”の部分を強調しました。アリスはどちらかと言うと痩せ型なのですが……。それにニセアリスとそっくりな体型のはずですが……。
どうやら、これはただの”からかい”のようです。





 歩いている途中で、ニセアリスはある事に気が付いて、こう呟きました。「もしかすると……このヒヨコは本当に”モグモグ”かも知れん!」
アリスは「そう言われてみれば、そうかも?」と思いました。
確かにこの成長、いえ、この”大きくなった事”は異常です。

 アリスは立ち止まり、しゃがんでもう1度その大きなヒヨコの顔を見てみました。
つぶらな丸い目。大きな口ばし。鮮やかでふかふかそうな黄色の体。
しかし、大きさ以外は、普通のヒヨコです。

 アリスはモグモグの顔に自分の顔を近づけ、話しかけるように「”モグモグ”!”モグモグ”!」と呼んでみました。でもモグモグは、自分の名前を呼ばれたとしか思ってないようでした。

アリス  「”変身”して、巨大化したワケではないようですね……」

ニセアリス「まだ2号機と3号機との合体がまだだからな……」

アリス  「なんですか?!その”2号機”と”3号機”と言うのは?!!」
アリスはあきれ顔です。
しかしミルキーは真顔でこう言いました。
「”にごうき”と”さんごうき”って何?飼うのに必要な物なの?」

するとニセアリスも真顔になって答えました。

ニセアリス「ああ、飼育に絶対に必要な物なんだ。それが無いとモグモグは本来の力を発揮できない。早く”2号機”と”3号機”を探して、与えてやるんだな」

ミルキー 「”にごうき”と”さんごうき”がいるんですね?それって、ここのノミの市に売ってる物なんですかぁ?それはどんな形をしているんですかぁ?」

ニセアリス「ああ、多分ここで売っている。でも、その二つだけじゃダメだ。まだ他にいる物がある」

ミルキー 「なんですか、それは?モグモグのためなら手に入れたいですぅ!」

ニセアリス「教えて欲しいか?」

ミルキー 「はい」

ニセアリス「じゃ、ヒヨコのマネをして3回回って”ピヨ、ピヨ”と言ってみな」

ミルキーはその場でヒヨコのマネをして3回回りました。「ピヨ、ピヨ!」

ニセアリス「よし!いいだろう……。じゃ、教えてやる。それはな……、”パイロット”だ!」

ミルキー 「ふーーーーーーん。そっか、”ぱいろっと”もいるんだね?おべんきょうになりますぅ!」
ミルキーは信じました。


 ニセアリスがそこまで言った時、アリス方向から来る強烈な殺気をキャッチしていました。







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Last updated  2005.12.13 05:55:18
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