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2008年02月20日
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カテゴリ: 読書備忘録
久々、長編小説読みました。

*****amazon.co.jp より****
内容紹介
若き外科医は肝臓がんで余命1年であることを知る。リストカットの少女に支えられ、同僚の医師や看護師、がん患者のカリスマ、放射線生物学者との出会いのなかで、病気とは何かを問い、自らのキュア・治療を模索する。

作者の名前はどこかできいたことのあるような…
この作品は新聞の書評かなにかで知ってチョッと興味を持ったような…
と、言う感じで何となく知っていたこの本が
図書館の新刊コーナーに目立つように置いてあったので借りてみました。

主人公は血筋から霊的な力を持って生まれたがん専門外科医です。

あるときは医学的にあるときは非科学的に患者を癒します。

自からががんに冒されたと知ってからは
同じように霊的な能力を持つ物や
主人公を慕う者たちの後押しにより
葛藤を経ながら自分のすべきことを見つけて行きます。

霊的なこと、
スピリチュアルだのシャーマニズムだの
(青森のイタコとか沖縄のユタなどなど)を医学的に研究している
精神科医たちといろんな場面で関わりがあるので
学術的にも興味のある内容でありました。

多くの文献を読んだ上で作者に作り出された主人公にはリアリズムがあり


話の展開の中で結局どんな選択肢を選んでも人は死んで自然に返り
それぞれの生き方がどうあれ死は同じように迎えるのだという
メッセージはとても共感できました。
語り口も文学的で読んでいて心地よさを感じました。

ただ、テーマや登場人物の絡みが散漫で、

なんとなく納得がいかなく
はじめの方は面白く読めたけれども
だんだんと飽きて読み終えた本でした。

あと、作者のホームページを見て
あまり好きになれないタイプだなぁ、と思ったので
多分この人の本はもう読まないと思います。






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最終更新日  2008年02月20日 22時19分16秒
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