きまぐれきまじめ日記

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Sep 25, 2007
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カテゴリ: 本日の治療室
今日は某治療院にて研修の日。
研修とは、先生の横について助手をしながら、空いた時間にいろいろ教えてもらう。

クラスメイトの天使ちゃんが今日から仲間入り。

もう一人、遠くカリフォルニアから、アメリカ人のN嬢が、見学に来ていた。
先週から何度か来ていたそう。明日帰国とか。カリフォルニアでチャイニーズ針を習ったが、繊細な日本の針を学びたくて、わざわざ来日したらしい。

N嬢が胃が痛い、とのことを天使ちゃんが先生に伝えると、じゃあ、治療しよう、ということになる。

天使ちゃんがいうことには、しばらく置鍼したあと、彼女のベッドへ行くと、涙を流していたそうだ。

帰り際、先生から私たちへの宿題は、
「なぜNさんは泣いたのか」


彼女の場合は、「人を助けようと真剣に取り組んだり、懸命に生きたりしている人を見ると泣けてくる」そうで、それで泣けたらしい。

Nさん
「胃が痛い」
「原因は、なれない日本食を摂りつづけているからだと思う」
泣いていた時は、自然に涙が出ている感じで、表情はやわらかく、天使ちゃんの印象としては「ほっとしたのだな」とかんじたという。

胃は、脾の腑であり、土に属する。五行の五志では、「思・慮」
何か思うところがあり、胃に感情を溜め込んでいたための内因によるもので、そこを治療したために
胃を痛めることで押さえていた感情が、溢れてきたのではないか。
押さえ込んでいた蓋をとることで、傷が表には出てきた。
押さえてていた感情の元になる事柄は、「些細なことなのに、処理し切れなかったこと」や「今ではあきらめるしかない事」だったりした。
だから、その傷を癒すために涙で「さんずいの寫」することが身体で自然に起こったので、彼女は泣いた。



でも、これは頭で考えたことであり、
組み立てのポイントは天使ちゃんが「Nさんがほっとしたように見えた」と言ったことにある。

先生に、「Nさんはなぜ泣いたと思う?」
と聞かれて、天使ちゃんは「えと、それは、新しいものに出会った感動とか・・・」
と答えている途中で、「じゃあ、このことは宿題ね、二人で考えてきて。」


天使ちゃんは、「其の場でふさわしい答え」を探していたが、まず、「ほっとした」
と見えた、というその身体で感じたことを、先生に伝えてもいいのではないか・・・
と天使ちゃんに伝えた。

そのあと、いろいろと話をする中で、
「マザーテレサは、神様に仕え、いつも幸せそうで、大勢の人に囲まれて逝ったけれど、神父さんの前では、とても孤独でつらい、ということを語っていたそう。これはどういうことだと思いますか?」と聞かれた。

私は、「最初何もない平坦な土地から、真理へと上っていく道は、どんどんと狭くなっていくのだと思う。今までははっきりとしなかったり、遠くて見えなかった孤独や、闇の部分が、身近にはっきりと見えるようになる。マザーのような人になると、見えてくる闇も大きいだろう。だから、彼女は神様に近づいたから、同時に孤独についても知っていたんではないか」と答えた。

そうすると、なんと天使ちゃんの目がうるうるとゆるみ、涙をぽろぽろと流した。
なぜ彼女は泣いたのだろう?
そこで授業がはじまりタイムアップになったのだが。





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Last updated  Sep 26, 2007 10:36:55 AM
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