boggyの日記

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2003.09.07
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プロジェクトXの再放送を見た。「桂離宮・職人魂ここにあり」


条件は、現状の形を寸部たりとも変えてはならない、古代の風合いを保つため、材木の節目一つ変えてはならない、基本的に現状使われている材料をそのまま元の位置に再度使う、という大変制約の多い工事であった。

一騎当千の名工たちを束ねる現場責任者の苦悩は、一夜にして、頭髪が真っ白になった事からもいかほどのものだったかが推し量れる。解体のとき彼は言う、「再度活かすように丁寧に解体する、この皆さんのやり方は、解体という言葉はなじめない。“解き放ち”と呼ぶようにします」当時の棟梁は、今でもその言葉を座右の銘にしているそうです。

解き放ちのとき、天井裏から、小動物のミイラが出てきました。今でも保管されているようです。それより、400年間の積り積もった埃もセメント袋にかき集め、そのミイラと一緒に保管されました。それが後々重要なことに役立つことになるのですが、その時点では、なぜ埃まで保管するのかの意味が、それを命じた棟梁にも分かっていたわけではなかったのです。

ある柱の内部が腐っていて使い物にならない。その柱の節目の形・位置と全く同じ北山杉を探さなければならない。なんとか、条件に合う北山杉が見つかった。しかし、真新しいこの柱に、塗料を塗っても、400年間の色・風合いがどうしても出ない。周りの天井や建具との釣り合いが取れず、浮いてしまう。悩んだ補修職人が、新聞記事で「桂離宮の改築で小動物のミイラ発見」の記事を読み、もしやと思い保管場所を訪れると、400年間の埃を見つけることができました。その埃を丹念に二ヶ月間かけて柱に染み込ませると、見事に400年間の風合いが蘇りました。完了時、その補修職人の指紋が無くなっていたそうです。

普通は、解体工事中に埃などは雲散してしまい、残っているはずがありません。先々必要になるなんて誰が考えるでしょう。必要なことは、天がそれを命じるのだと、無神論者の私でも人知を超えた配剤を認めざるを得ない気持ちになってしまいます。

私という個人も、会社も、天が必要だと思えば、この世に生かしてくれるでしょう。そう天に思ってもらえるよう、精進しなければと思う。





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最終更新日  2004.03.10 09:17:19
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a_boggy @ おヒサです 松本(;´ロ`)さん お褒めいただき、ありが…
松本(;´ロ`) @ Re:恋の代筆(12/23)  そうですか~カットデビューなんですね…

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