ここでのキャノンボール一座はノリノリである。1960年10月のライブ録音で、雰囲気は1959年10月のライブ録音"Cannonball Adderley Quintet in San Francisco"に近い。メンバーもボビー・ティモンズからヴィクター・フェルドマンに替わっただけである。キャノンボール・バンドはこの時代のクインテットが一番勢いがあって好きだ。聴いていて理屈なしに楽しめる。
選曲もいい。1曲目の"Sack O' Woe"はキャノンボールのオリジナル。いかにもキャノンボールというファンキーな曲でスタートする。3曲目の"Blue Daniel"はフランク・ロッソリーノの作らしいが、キャノンボール一座の作品のように歌っている。4曲目の"Azule Serape"はラテン調のテーマで始まり、ソロに入ると4ビートでノリノリ。5曲目の"Exodus"もイケイケ調の曲。フェルドマンのオリジナルらしいが、キャノンボール・バンド用に作曲したのだろうか、いかにもキャノンボールといった感じがある。