ジャズの神様の思し召しのままに

ジャズの神様の思し召しのままに

2006年01月03日
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テーマ: Jazz(2022)
カテゴリ: ★★★★☆
コニッツとマーシュが、何故かビル・エヴァンスと共演しているライブ盤(1959年)。本当は、御大レニー・トリスターノが弟子のコニッツとマーシュを呼びつけておいて、自分はトラにエヴァンスを立ててバッくれるという、信じがたい理由があって偶然に成立してしまったセッションらしい。さすがはトリスターノ大先生、やることがエグい。

ライナーによると、トリスターノがコニッツのソロをカットしたこの歴史的なセッションの音源を発売していたらしく、コニッツは腹を立てていたらしい。それが、1994年になって、ようやく完全版としてヴァーヴから発売された、という経緯があるようだ。トリスターノと袂を分ったコニッツのソロをカットし、愛弟子マーシュのソロだけ残すとは、やはりトリスターノ大先生のやることは相当エグい。

内容としては、コニッツとマーシュは全盛期だけあって絶好調であり、息もピッタリ合っている。問題はビル・エヴァンスだ。コニッツ、マーシュ、その他メンバーは、リーダーの勝手気ままな振る舞いにかなりご立腹だったはず。そんな状況に、いきなりトラを頼まれて現場に行って、自分のスタイルで演奏をするなんてことは、普通の人間には出来ない。演奏予定の曲を確認しながら、目立たぬように適当に合わせておく、というのがトラの鉄則。当然ながら、いつもの華麗なエヴァンス節は極力控えて、トリスターノっぽい弾き方も入れながらライブ終了まで大人しくする訳である。従って、エヴァンスを期待して聴いてはいけない。エヴァンスの猫を被りっぷりを意地悪に観察する・・・というマニアックな聴き方が良いだろう。

しかし、この作品はあくまでもコニッツ&マーシュが主役なので、この二人のファンにとっては本当にありがたい作品に違いない。このCDはどうやら廃盤になっているらしいので、中古屋で見かけたら即ゲットしないと後悔するだろう。

猫麻呂ポイント:★★★★☆(4.5)
Lee Konitz / Live at The Half Note (Verve)
Live at The Half Note





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最終更新日  2006年01月04日 18時51分01秒
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