ジャズの神様の思し召しのままに

ジャズの神様の思し召しのままに

2008年08月20日
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テーマ: Jazz(2022)
カテゴリ: ★★★★
「クラブジャズ」系な人は、ラテンビートやフルートの入ったジャズが好きなんでしょうねぇ・・・。この作品、クラブ活動な人にとっては名盤なのだそうだ。「クラブジャズ」系ではなく「ジャズクラブ」系(しかも何故か体育会系音楽集団?)な猫麻呂ではあるが、確かにこの作品は心地よく聴くことができると思う。

話は脱線するが、「クラブジャズ」系な人は、ジャズオタと違って、ジャズを素直に聴いているのではないかと思うことがある。ジャズの「汗」というか「臭い」とというか、バックボーン(=「ジャズの歴史」)を踏まえてジャズと向き合うことは、ジャズの理解には必要だと思うが、音楽それ自体を楽しむには、逆にそれが足かせになっている点があるのではないだろうか。考えてみれば、猫麻呂にとってのクラシックがそんな感じである。所詮は隣の芝生のようなクラシックだからこそおいしそうに見えるが、そこの住人になる気は更々ない。猫麻呂にとっての「クラシック」とは、所詮は「ジャズ」というフィルターを通して見た虚像なのだと思っているが、それでも音楽としては十分楽しめる。音楽に垣根はないが、住民票くらいはあるのだろう。猫麻呂はあくまでも「字ジャズ」なのだ。

話を戻すと、この作品はサウンド的に面白いと思う。バリトンサックスとヴィブラフォン&マリンバという組み合わせは、かなり新鮮だ。曲もラテン調からワルツ風といった、典型的な4ビートではないものが多い。しかも、サヒブ・シハブとケニー・クラークといった「バップの権化」が演奏しているにもかかわらず、バップの臭いをまったく感じさせないところが凄い(特にA面)。ユーロ・ジャズの懐の深さを感じると同時に、バップオタにはやや物足りなさを感じるところでもある。しかし、バップの権化たちがヨーロッパで進化させたジャズを楽しむのもジャズオタ冥利に尽きるというものだろう。「文句なしの名盤!」と言われる程の作品とは思わないが、それなりに楽しめる作品ではある。

猫麻呂ポイント:★★★★(4.0)

名前

Sahib Shihab / Seeds (Rearward)

1. Seeds
2. Peter's Waltz
3. Set Up
4. Who'll Buy My Dream
5. Jay - Jay

7. My Kind's A World
8. Uma Fita De Tres Cores
9. Mauve
10. The Wild Man

Sahib Shihab (bs, fl), Sadi(vib, marimba, bongos)
Francy Boland (p), Jimmy Woode (b [4-5以外])
Jean Warland (b [4-5のみ]), Kenny Clarke (ds)
1969年録音





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最終更新日  2008年08月21日 13時51分55秒
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