ジャズの神様の思し召しのままに

ジャズの神様の思し召しのままに

2008年12月31日
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テーマ: Jazz(2022)
カテゴリ: ★★★★★
フレディー・ハバードが帰らぬ人となってしまった。ハバードはジャズシーンの第一線からしばらく離れていた。唇の手術をしたとか、いろんな噂があったが、いつかは第一線に復帰するものだと信じていた。マイルスのように・・・。

ラッパに関しては渋好みの猫麻呂ではあるが、フレディー・ハバードに憧れた日々もあったし、今でも実は大好きなのである。今だってカリキオのトランペットを吹いて見たいと思うし、ヴィレッジ・ヴァンガードの80年代のライブ映像を見てはひとり興奮したりもする。そもそも、80年代にジャズ・トランペッターを志した若者でハバードの影響を受けなかった人はいないんじゃないだろうか?VSOPでの颯爽としたカッコよさ。Mt.フジでの圧倒的な存在感。当時はまだ普通の優等生だったウィントン・マルサリスと比べると、当時のハバードのトランペットには男の魅力がムンムンだった。「オトナ」ではなく「オトコ」の魅力なのである。デカくて歯切れのよい音色や強調されるハイノートもカッコよかったけど、トランペットをやや上方に向けて構える持ち方といい、脇を締めて体を横に傾ける姿勢といい、モハメッド・アリのような容貌といい、まさにヘビー級ボクサーなのだ。なんだか思い出しちゃったなぁ・・・。

当時の憧れのフレディー・ハバードがそのまま録音されたのが、このCDだろう。今回の追悼で真っ先に取り出したのがこのCDだった。ジョー・ヘンもボビ・ハチも入ったバリバリのライブ盤。以前にこのブログでVOL.1を取り上げたことがあるので内容についてはあまり書かないけど、とにかく「あの頃の音」がするので懐かしい気分に浸れる。「あの頃の音」というのは、ジャズに死亡宣告が下され、ジャズ喫茶で流れていたフュージョンの合間に聴いたジャズ復興の足音なのかもしれない。今思えば、昨今のジャズの平和を築いたのはハバードを始めとする60年代ジャズの生き残りの貢献度が高いんですねぇ。(一時フュージョンに走ったハバードについては功罪両方があるかもしれませんが・・・。)

こうやって考えると、猫麻呂世代にとってのハバードは「リアルタイム」を感じることができた最後の巨星だったのかもしれない。ウィントンからはいまだに感じられない「ジャズのジャズ臭さ」を、ハバードから「リアルタイム」で感じることができたのは、猫麻呂世代にとっては最大の幸せだったと思う。

天国では、モーガンvsハバードのクッカーズ再戦なんて企画もあるのかもしれない。今はまだ見に行けないけど、そのうち必ず見に行くからね!

猫麻呂ポイント:★★★★★(5.0)←ただし追悼割り増し分込み
Freddie Hubbard / Keystone Bop Vol.2 (Prestige)
Keystone Bop Vol.2





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最終更新日  2008年12月31日 19時49分28秒
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