ドタバタ自動車屋の日記

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日産のモコをご使用いただいているお客様より、信号待ちしていていざ走ろうとしたら、前進しなくなり立往生していると連絡が入り、現場へ急行しました。

現場に到着した時には、道路の端に車は移動されており、エンジンも停止した状態でした。

早速、エンジンをかけて異音などのチェックをすると、オートマミッションより異音が出ていました。
スズキ車（モコは、スズキのＯＥＭ車）によくある症状で、以前にも修理経験が何回かあるので、直感で不具合個所を特定しましたが、それがオートマのバルブボディのソレノイドなのか、単純にストレーナの目詰まりなのかは、開けてみないと解りません。

オートマオイルが冷えてる状態では、自走も可能な時もあるので、たまたまお店まで２ｋｍ程度の距離しか離れていない場所だったので、自走でお店まで引っ張ってまいりました。

店に帰ってきて、早速部品の注文をして、その間にＡＴＦを上抜きで抜き取り作業を開始しました。

更に、オイルパンを取り外し、ストレーナを外しておきます。

新品のストレーナと、今まで付いていたストレーナです。

オイルパンの底には、鉄粉や異物がたくさんあるので、こちらも綺麗に清掃しておきます。

ソレノイドの破損などは、見られなかったので、新品のストレーナを取り付けて、オイルパンを取り付けて、ATFを規定量入れて完成です。

ちなみに、右側が抜き取ったATF（オートマオイル）で、左側が新品のオイルです。
これだけ汚れていれば、ストレーナの目詰まりも起こします。

ATFを交換した後の儀式を済ませ、試乗を行って、更にオイルパンからのオイル漏れの点検をしてから、お客様に無事お引き渡しです。

私のほうは、毎日ほどほどに頑張ってますが、普通のクルマ屋さんじゃ、オートマがダメになったので、クルマの買い替えを勧めるところですが、なんか意地で修理しちゃうダメな車屋です。

やっと秋らしくなって、仕事がしやすくなってきました。