BRITISH ALPHABET BLOG

～モモちゃん震災後の益子へ～



震災後ということもあり

今ひとつ乗り気ではなかったけれど

益子の春の陶器市へ行ってきた




午前９時前に到着

まだ通りはご覧の様子

この後まもなく車列が







「今年も来ちゃったわ」



こちらへ向かう途中各所で

瓦の損壊した家がたくさん見えた



共販センターの屋根も








登り窯もご覧の有様







途中雨がポツポツと・・・


たいした降りにはならずホッと一安心






*モモはカートに乗せたり歩かせたり

今日は気温が上がり特に人ごみでは辛い状況に

そんな中

いつもながら聞こえるように悪態をつくやからがいる

”過保護だ”

”なんだ犬か”

”かわいいけど太ってるよ”

「一番最後のが許せないわ」（モモ）

何事においても事情を解せず

デリカシーのないことをのたまうのは

慎まなくてはとつくづく思う



偏見の多い日本はまだまだペット大国にはなれない

被災してもペットや家畜など動物はモノ扱いだし・・・



タヌキも怒るぞ！



大タヌキの後ろの建物にもブルーシートが






いつもの場所でパチリ



新緑が眩しい



出足は早めだったけれど

やはり若干人出が少ない感じが

お店の出展も空きが見られた

あちこちに地震の傷跡が残るも

お店の方に話を聞くと

被害を受けた所も限られている様子


うちのあたりと震度は

同じくらいだったのではないかと思う

瓦の修理が進んでいないのも同じ





素朴だった益子の変化を憂う？


”最近陶器市で見られるようになった光景”


ある特定の出展者にお客が早くから集中し

列を作っているというもの



このような状況が今回も何ヶ所か見られた

ある場所では他の出展者のテントの前に

列が連なり他のお客さんが

見られない状態になっていた

非常に迷惑であるし

当該の出展者は配慮すべきところ

何もしていない様子なのにはあきれてしまった
（販売で手一杯のようだったけれど）


どうもこれはネット戦略によるものではないかと思う

ネット（総称して）で特定の顧客を確保し

事前告知で当日一気に売りさばく

若い作家が多い中このようなやり方に

次々とシフトしていくのかもしれない



買う方の側としてはどうだろうか？

情報を知らなければ行列を見ても

外様状態

また、並んでいる客はといえば

自分が登録したり顧客になっている作家以外のものは

同じ目線で見て回れるのだろうか？

という疑問がわいてくる

ついでに見て回るというのは

 視野は狭まるし レンズが曇る



自分が本当に興味がわいたものや

欲しいものを手にしているのかは

はなはだ疑問に思ったりもする。

「余計なおせっかいじゃない？」（モモ）


街はきれいになりますます変化して行く益子

時代の流れといえば

それまでかもしれないけれど

失うものの大きさも考えておかないと

お客離れになりかねないかもしれない。





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