世界名作絵本の中から私が一番好きな作品である
”ふしぎな森”の話を読み聞かせました。
シリーズ10冊の本の中で「がんばり者の話」の巻にあります。
チェコの民話であり、今から考えると少し残酷な面もありますが、とても印象に残る話です。
マルーシカと言うがんばり者の少女が主人公です。
少女は継母とその娘のホレーナに連日いじめられています。
12月の寒い夜にホレーナはスミレを取って来いと言います。
ムチャクチャな話ですが、マルーシカが泣きながら森に入ってゆくと、
遠くに焚き火が見えて12人の男たちが焚き火を囲んでいます。
丁寧に挨拶して暖をとらせて貰い、ここへ来た訳を話すと、
「5月の兄弟、私と席を替わろう」 と一番ヒゲの長い老人が
若い男と場所を変り5月と言われた人が杖を回すと、
焚き火が勢い良く燃え始め、辺りはすっかり春になり、
足元に咲いているスミレを摘んで帰ることが出来ました。
そんな調子で、イチゴ、りんご、と無理難題を言いますが、
12人の男たちのお陰で全てクリアすることが出来ました。
りんごを食べたホレーナがあまりの美味しさに更に欲しくなり、
自分で採りに森の中に入ってゆきます。
やはり12人の男たちに会いますが、無礼千万な行ないに
男たちの逆鱗にふれ、一番ひげの長い1月の男が杖をふり、
焚き火が消え、辺りは雪に埋もれ、ホレーナも見えなくなり、
探しに行った母親もそのまま帰ってこなくなり、
やがて春になるとマルーシカは隣村の若者と結婚しました。 と言う話です。
12人の男はそれぞれの月の神である事は直ぐにお分かり頂いたと思います。
この話が今もあるかどうかは分りませんが、
私はこの話を約40年前に幼稚園で当時の教育TVの人形劇で見ています。
ビデオも何も無い時代です。見るのも真剣でした。
かなり強烈に印象に残ったのでしょう今でも白黒TVの形と併せよく覚えてます。
何年か前にラジオの番組で流していました。全くと言って良いほど一緒でした。
この全10巻、実はシスターMさんの本なのですが、
今読むと差別用語のオンパレードで驚きます。
読み聞かせと言いますが読んでる方も結構楽しめます。
雪の季節が近づくとこの話を思い出します。
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