2005年03月04日
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カテゴリ: BOOKS
第四十四回江戸川乱歩賞受賞作。



「これは貸しだからな」

最後に会ったときそう言い残した、銀行の同僚で債権回収担当・坂本が

車の中で死んでいるのが発見された。

その死因に疑問を持った主人公・伊木は独自に調査を開始していき、

やがて銀行内部で大きな不正が行われていたことに気づく。

なんと自分が以前担当していた融資先の企業がかかわっていたのだ。

と同時に伊木のまわりでも不穏な動き目立ちはじめる。

銀行と企業をめぐる巨大な闇に一人で立ち向かう主人公の戦い。





著者は元三菱銀行(当時)で、おもに中小企業向け融資を担当していた。

だからこそ話がリアルで生々しく勉強にもなる。

7年も前の作品なのだが全く話に古臭さを感じないのは著者の腕と

銀行融資や債権の事件はいつでもおこっているからだろう。

さらに江戸川乱歩賞を受賞したというだけあって最後まで引き込まれる。

個人的には主人公の熱くもなく冷めてもなくの態度がなんとなく好き。



1998年9月 初版





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最終更新日  2005年03月04日 22時41分51秒


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