文豪のつぶやき

2005.08.06
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カテゴリ: 新撰組
吉村貫一郎が旗本になって、わずか半年で鳥羽伏見の戦いが始まる。
鳥羽伏見の戦いでは新撰組はさんざんに敗けちりぢりになって、土方らわずかな隊士が大阪城に逃げてきた。
幕府の前線基地があった伏見も官軍に占拠され、いまや幕軍の兵は一人もいない。
新撰組の陣地があった、その伏見奉行所に吉村が泥だらけの姿でやってきたのである。
吉村は戦闘中に新撰組からはぐれ、どこでどうしていたのかわからない。
吉村は、剣は不得手であったので(いくつかの新撰組関係の本を読んで、私はそう考えている)おそらくどこかに潜んでいたのかも知れぬ。
吉村は新撰組では諜報を専門にやっていたので、先頭に立っての斬り込みなどはあまりしなかったのではないか。
ましてや今回の鳥羽伏見の戦いは戦争である。単なる斬りあいとはわけが違う。今で言えば諜報分析が専門の事務方担当の警察官が、戦争に出るようなものである。
吉村は、伏見に戻ってきたのはいいが、伏見には身の置き場がない。官軍が充満しているのである。






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最終更新日  2005.08.07 04:16:20
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