文の華

文の華

狂い咲き


 この文章には俺以外の人間は一人も出てこない。

 他のやつを書くときには『やつら』『やつ』と言う言葉を当てた。この文章は俺自身だから、他のやつらなんて別に関係ない。名前なんていうものはその場しのぎの記号に過ぎないのだから。

 でもこれは俺の自伝ではない。
 俺の人生は人に語ったり伝えたりするほどよくできたもんじゃない。
これは俺の独白だ。
 他人に興味のないやつはここまでで読むのをやめてくれ。
少しでも他人に興味のあるやつが、他人の話が聞きたくなったときにコーヒーでも飲みながら読み流してくれれば良い。

 他人の書いた文章なんてそれくらいの話でしかない。

 俺は他人に興味なんてないと思っていた。でも違ったんだな。これを書いた今ならそれが少しだけ分かるよ。





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