文の文

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sarisari2060

sarisari2060

2004.03.26
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カテゴリ: エッセイ
ブックオフの105円コーナーへ時々迷い込む。
最近は循環する本が決まってしまったので
一昔前のベストセラー本ばかりが並んでいるが
それでも、この本がここでは105円かあ、と少々せつなくなる。
それらの本が苦界に身を置く不幸な身の上の婦女子のようにも思えてくるのだ。

友人は自分の好きな本がその値段になると
あまりにかわいそうでその棚にならんでいることが
許せなくて、そこから助け出しに行っていたという。

それを聞いて、時々私もそのコーナーで

これはないだろう!と憤慨したりする。

この一冊にかけられた思いと時間と知識と運と・・・
ああかなしや、くちおしや、という繰言恨み言が聞こえてきたりする。

でまあ、本日も馬場あき子さんの「短歌への招待」なんてのを見受けしてきた。
白洲正子さんと対談してたひとである。ご縁がないわけではない、と思って我が家に来てもらった。

そういえば、そういうご縁で、これまでにもそんなふうにして我が家にやってきた本がある。

窯変源氏物語、本所しぐれ物語、乳の海、余話として、空腹の王子、君を見上げて・・・

うんうん、よしよしよし。
あんなところから足が洗えてよかったよかったなあと思うのだが・・・
うーん、ところがそれらがなかなか読みきれない。
興味のベクトルがなかなかそちらへ向かわない。







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Last updated  2004.03.28 10:41:41
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