文の文

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sarisari2060

sarisari2060

2010.01.24
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カテゴリ: エッセイ




なんというか、ご期待にこたえようと
すればするほど薄っぺらい。

なにかしらより良い答えを出さんといかんと思うと
頭の動きがぎこちなくなって

もうすこしじっくり思案すればいい場面で
思いつきなことを言ってしまう。

どこかで聞いたような
ありきたりな言葉を選んでしまう。

いかんいかん、
すまんすまん。
と、前回の日記を反省する。


だれかの抱えごとをすっきり解決してみせる
なんて手腕をわたしが持ち合わせているはずもなく

カッコつけて
気のきいたことを言おうとすればするほど
言葉が薄っぺらくなってしまう。

それはいかんのだ。

そうだ。余計なことなど
なあんにもいわなくてもよかったのだと
反省する。


身のうちの抱えごと
そのひと自身が
それをそとへ引っ張り出すこと。
それが大事なはじめの一歩。


その重さ、せつなさ、かなしさ、
つらさ、くるしさ、やりきれなさを
ないことにする魔法なんてどこにもなくて

わたしのできるのは
その抱えごとを受け止めるだけだ。

受け止めても
うまく返せないんだよ。

でも、笑いながら泣きながら怒りながら
わたしは受け止めるよ。
いつだって。

で、一瞬だけでも
いっしょに抱えられたら
いいなって思うよ。

それだけだよ。





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Last updated  2010.01.25 02:29:30
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