文の文

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sarisari2060

sarisari2060

2011.10.08
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カテゴリ: 雑感雑想雑思案



五蘊盛苦(ごうんじょうく)というのがあって
それは 「あらゆる精神的な苦しみ」だそうで、

まことにくくりがでかいこと、と思ったりして
辞書をみると

「自分自身が生きている(心身の活動をしている)だけで
苦しみが次から次へと湧き上がってくること」
だそうで

なんのためにうまれてきたのやら、
身も蓋もないな、と思ったりする。


その五蘊とは以下の五つを指すそうで。

色(しき) =すべての物質を指し示す。
この場合、「身体」機能が活発であるために起こる苦しみ

受(しゅ) =物事を見る、外界からの刺激を受ける
「心」の機能

想(そう) =見たものについて何事かをイメージする
「心」の機能

行(ぎょう)=イメージしたものについて、
何らかの意志判断を下す「心」の機能

識(しき) =外的作用(刺激とイメージ)、
内的作用(意志判断)を総合して状況判断を下す「心」の機能



ううむ、そうですかあ、
それが苦のもとですかあ。


このたびの放射能のことを考えてみて
ネットでいろんなこと知れば知るほど
しんどくなるってのは
五蘊盛苦(ごうんじょうく)なのかもしれないわけで

情報を得て
エリアの線量を知り
食品のそれも知り
被爆すればどういうことになるかと
あれこれ思い悩むこと

知ってしまえば,
知らなかったときには戻れなくて

知らないままで過ごすほうが
気が楽だったりするけど

目に見えないからと
高をくくったりしていたら
確実にくる別の苦しみに
ある日、不意打ちをくらうわけで

それに、生きていると
五蘊盛苦のほかにも、
あと7つも苦があるそうで

そういうことを知ったうえで
そういう日が来るのだと知ったうえで

限られた時間の意味を
自分でめっけるしかないわけで。

誰かと出会ったり
豊かなものを触れたり

みんなの声を聞いたり
ふっと笑顔になったり

一日の名残を惜しんだり
だれかの残した一言を思い出したりして

そのすべてをこころに刻んで
今自分がここに居ることを
噛み締めること。

ふれあったり
あたためあったり
力づけあったりしながら
その日までの日を送ること。



なんてことをつらつらと考えたりする
連休一日目の朝。





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Last updated  2011.10.08 10:06:48
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