
1月9日 しいちゃんのアトリエ舞踏 161
冬茜
桂信子五句
冬茜
冬の夕暮れの茜色は一年で一番美しい。
なにやかと座り仕事があったり、怠け癖が出た日は
どうしても家にこもり血圧が上がり翌日から体調が崩れる。
そこで、4時頃えいやっと、90分ばかり歩いて街をひとまわりしてくる。
一月の日の出は一年で一番遅いが、30分ほど日没の時間は伸びた。
ささやかな一人の夕餉の買い物をすませ、戻ってくると
内堀のカトリツク教会の塔が茜色の空に、くっきり黒くたっている。
木曜はナイターで町内の葵小学校の校庭は、未来の本田をめざす
ちびっ子たちのサツカー練習で賑やかだ。
昨日は体育館が一輪車の練習日で、外にまで声が聞こえていた。
なにしろ全日本で優勝をした名門小学校だ。
暖かくなると戸を開けるので、子供たちの名演技を
外から眺めるのが楽しみだ。
大人のナイター野球の夜もある。
スポーツをする人を見るていと、インドアタイプの私も爽快な気分になる。
街を90分歩くだけで、アレ不思議すっかり快調になつている。
一人暮らしはどうしても気ままになりがちだ。
体がよくなければ、脳味噌も働かずなにも出来ないのがホントウだ。
これからは、戒めて歩く暮らしにしようと、考えるのだが。
あかあかと彼岸に誘う冬茜 静

桂信子の俳句
賀状うづたかしかのひとよりは来ず
雪の窓女体に湯をあふらしむ
ふるさとはよし夕月と鮎と香と
紫蘇しげる中を女のはかりごと
りんご掌にこの情念を如何せむ