
4月6日 しいちゃのアトリエ舞踏 191
躑躅
銀座俳句道場
ローカルでんしゃ
躑躅
中国では躑躅、てきちょくと読むそうだ。書けない読めない難読語。
行っては止まる意とあり、つつじが人を引き留めるほど美しい
花だと言うことらしい。このもってまわった表現は
いかにも中国らしく、それをそのまま使う日本も
ずいぶん教養のある国なのだろう。
駿府城の内堀、葵小学校前の躑躅の盛りは意外と短い。
五月連休前に咲き始め、連休の終わり頃は花の色が褪色していく。
市民ホール側の土手は夜間ライトアップするが、手入れが悪くて
近年 花が半減しているのが気になる。
日本中、躑躅の名所は多い。庶民が気軽に楽しめるのがいい。
銀座俳句道場
春愁や蛇となる髪解き放ち 谷子
鬱の希の男と菫そだている 谷子
春愁いルオーのピエロいる空間 美沙
春愁を一気に葬るシュレッダー ちあん
「でんしゃ」見てまた見てすみれそこかしこ 由弥子
※ 銀座俳句道場より
ローカルでんしゃ
当たり前のことだが、現在はたちまち過去になる。
まるで現在は存在しないかのように、人生は過去の連続。
しかし、その過去は実は現在が作ると言う見逃しそうなからくり。
よく考えてみる。一瞬の現在の連続が、連なり過去になる。
私は過去を振り向かず、前をみて歩くのが、いいと思っていた節がある。
いや違う。膨大な過去こそ自分の人生そのものだったのだ。
あらためて愚かに生きた愛すべき私の80年に及ぶ歳月を慈しむ。
飛行機も新幹線もバスも、全席前向きの座席で
次々と現れては消えていく景色を見ている。
古いローカル線はボックス型で、後向きの座席が半分、
その席からは過ぎていった景色が、消えるまで見ていることが出来る。
これからは急がずのんびり、ローカル線の後向き座席で、
大好きな景色が消えるまで、 眺めていくのがよさそうだ。
気が付けば終着駅もま近い。