6月2日 しいちゃんのアトリエ舞踏 199
こじゃがじゃが
悲恋五句
老人ぶんか

こじゃがじゃが
土曜 朝、貸農園にでかけた息子が大きなバケツに 一杯
きれいなメイクィーンを収穫してきた。
台所の床で大小によりわけると、親指の先より小さな
こじゃが残った。 絶対に売ってないチビサイズ。
半分だけさっと茹でて夜の牛筋肉カレーに入れてみた
ころころ可愛くてうまい。楽しくてうまい。かわ うま、たのうま。
残りは朝、ウィンナと炒めグリーンのさや豌豆をちらした。
畑でちびいもだけを作れないから、出回らないけど
これフレンチやイタリアンで使えそう。
エルサイズは肉のつけあわせに、茹でてサラダかマッシュ。
エムサイズは肉じゃがかおでん用。
娘の家とその子さんちにも、どこにもあるじゃがいもだけど
エッヘンて自慢して送ってあげよう。
畑にいつも来る腹がオレンジ色の鳥が、土の中のみみずや虫を
貰うと近くの電柱で食べてたのが、口にくわえて飛んでいくと
また戻ってくると言う。巣に 雛が生まれたのかな。
私は親しか見てないが、去年一度だけ子供を連れてきたと言うから
また、親子で来るかもしれない。
私は最近畑に行かなくなったが、こんど行ってみよう。
悲恋五句
殺しの場ひとおもひけり稲妻に 加藤三七子
野の八方凍てきって泣くところなし 鷲谷七菜子
春寒やふたたび逢えぬひとの顔 日野草城
春泥に捨つ恋ひとつ曳きあるく 小林康治
埋め火や暗じゐたる彼の私語 山田みずえ

ろうじん文化
静岡駅に近いホールには40名ほどの詩人たちが集まっていた。
酔うほどの酒も出なかったが、平均年齢70歳みんなおおいに元気だ。
ようやく若者を仲間にすることをあきらめたようだ。
それでいいと思う。人生終りが近い人間と
これからの若い人間が、同じことを考える方が不思議だ。
詩人は、まづ何を思うかが問題であって、
その主題をいかに書くかは、書いていくうちに身につくものだろう。
会場にいるのは、高い 書く技術を持っている詩人ばかり。
それなら老人の老人による老人のための詩を書けばいい。
若者を刺激するほどの円熟した詩を書けばいい。
実は詩のマーケット(主に出版)は、暇も金もある老人のほうが
若者より 大きい。そのことにマスコミと出版界が気づけば
詩だけではなく、俳句や短歌、随筆や小説の
老人文芸が飛躍的発展をし、沈滞した文芸全体を元気づけられるはずだ。
狭い会場内にあふれる老詩人たちのエネルギーをみて
いやいや詩の未来はあきらめることはないのだと思った。
※ この下空間多し