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2005年09月15日
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先日来院された患者さんはどうしてるだろう。

ご主人に付き添われ、とてもつらそうな感じが伝わってきた。
いわゆる「うつ病」。
その症状は人により表現の仕方が異なるが、一般的には不眠・だるさ・食欲低下・ゆううつな気分など。精神面より身体面の症状がはっきり出て、うつ病とわかりにくい場合も多い。

うつ病に大事なのはやはり、まず休養。日ごろ自分の身体やこころのサインを無視しがちだったりする人はなかなか休めない。
確かに「ちょっと肩こりがヒドいな」とか「ゆっくり休めたらいいのにな、でも・・・」位の時に、普通の会社勤めでそう長く休みをとりづらい。
骨が折れたとか、肺炎でとかいうようなものと違い、精神的な病気は目に見えにくい。だから自分で自己管理すること(以前に比べて疲れがたまっていないか、気分的なつらさの有無など)と、大事なのは身近な家族がちょっとした日ごろの変化に気づいてあげられるといい。

自分でもどこかおかしいと思いながら、受診を先延ばしにしてしまう。
精神科が抵抗あるのであれば、まずは心療内科の看板のあるところでもいい。体調の不良を訴えるなかで、自然と精神面のことも医師に話せると思う。


自分勝手にやめたりしないで、疑問や不安があれば医師に相談する。
手持ち無沙汰だったり、休んでることにひけ目を感じたり焦ったりするかもしれないが
この「何もない時間」こそが貴重。

家族がどう接したらいいのか戸惑う時は医師に相談していい。
家族も収入の面その他で負担が生じることもある。
小さなことでもため込まず話すことで消化できるなら話してみる。
それまで患者さん本人と話す時間がなかったのなら、これもいい機会。
日ごろのコミュニケーションが、お互いのコンディションを知るチャンスを増やす。
からだの緊張がほぐれると、こころのゆとりができる。
そうすると自分もまわりも大切にできるようになる。

そうやって回復していった人たちに笑顔が戻ると、私たちも癒された気持ちになるのだ。





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最終更新日  2005年09月15日 10時05分49秒
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