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たまに歌舞伎は見に行くのだが、「十二夜」はちょっと特別だった。今回は2年前に初演されたものを一部キャストを変えて再演しているらしい。前回より良くなっていると、一緒に見た人が言っていた。私は「十二夜」は初めてだ。シェークスピア版も見ていない。
まず演出が蜷川幸雄で、セットも内容もすごくモダンに仕上がっていた。せりふのいいまわしも、今風でとてもわかりやすい。歌舞伎の衣装と所作、独特の言い回しを組み入れた現代演劇のようなもの、と言えばいいのかな。
あまり内容を書くと、まだこれから見る方もいるかもしれないので控えようと思うけど、セットの鏡がとてもうまく使われていた。
片思いの話であるが、私がいちばん面白いと思ったのは、男の人が女性を演じるのだが、訳あってその女性が男性に扮しなくてはならなくなる。役者さんは実際は男性なのに、男性を演じている女性の機微を表現しなくてはならない。とても複雑な演技だ。それを歌舞伎のベースのおかしみを込めてやるのだから奥が深い。
何か難しそうに書いたけど、観客も若い人が多く。笑い声の絶えない楽しい舞台だった。こういうのも時間を忘れる楽しみの一つだ。
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