ねずみの備忘録

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2014.11.29

3月のライオン(10)

テーマ：最近買った本・雑誌(6987)

カテゴリ：読む

待ちに待った最新刊が発売日（28日）にきっちり到着。ありがとう楽天ブックス！

■商品名： 3月のライオン 10 [ 羽海野チカ ]
■レビュー内容

掲載誌の方は読んでいないので、コミックスになるのを毎回心待ちにしています。
巻末の『ウミノとゆかいななかまたち』によると、9巻発売後に入院されたとのこと。
この10巻が、（悪い意味ではありませんが）箸休め的な小さなエピソードが連なる、
短編集のようなスタイルなのはそのせいでしょうか。
中でも印象的な、ある意外な人物を主人公にしたスピンオフ『もうひとつの家』は、
淡々とした一人語りの短いエピソード… もっと詳しく見る

『前進の10巻』のキャッチコピーどおり、各エピソードごとに零君の前進＝成長が
林田先生、幸田夫人らのそれぞれの視点から描かれ、読んでる私も思わず母親目線で
「うんうん、成長したね、れいちゃん」
なんて、微笑ましく読んでいたら･･･
いきなりあの人の登場ですよ！
零君にとってのユートピアのような川本家の、けして触れてはならない部分として
描かれてきた存在。こんなに不自然なまでに隠すってことは、いつか出るだろうとは
思ってはいたけど、こういう形は想像だにしてなかった。羽海野チカ恐るべし。
ハチクロ9巻の初っ端でも「やられた！」と思ったのに、忘れた頃にまたやられた。
この方の『完全な悪人ではないけど、心にブラックホールを抱えちゃった人間』の
描写が心底恐ろしい。ブルブル。
高城母子とのエピソードの時もそうでしたが、こういうモンスター達の前には、
あかりおねいちゃんの優しさはてんで武器にならないんだよね･･･
非常識には非常識。
違った意味でのモンスターたちとさんざん渡り合ってる、桐山五段がどう攻めるのか。
あああああ続きが待ちきれない！（ヤングアニマルの誘惑が･･･）