記憶の記録

2007.09.22
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テーマ: 住宅コラム(1853)
カテゴリ: 今月のコラム
一昨日、群馬県の某邸のVOC測定をしてきました。
僕が勉強のお手伝いをしている、100年の家PROJECTの、
群馬県のグループ『じょうしゅう100年の家PROJECT』のメンバー、パステルホームの物件です。
voc1
VOCって何?っていう方のために少し説明します。
VOCは揮発性有機化合物のことで、シックハウスの原因の一つです。
建材や家具やカーテンなどから気化して、室内の空気を汚染します。
VOCは空気よりも重いものが多いですから、室内の床付近に沈殿していき、空気の攪拌が起こらない明け方の床上30cmほどまで、とてもVOCの濃い空気層が出来上がります。
住人は、その、一番汚染された位置で寝ていることになるわけです。
このような家は、シックハウスであり、化学物質過敏症になる可能性が高くなります。
voc2




現在販売されている建材は、とても品質の良いものが増えてきました。
F☆☆☆☆のような刻印が打たれたものを見たことのある方も多いと思います。
F☆☆☆☆は、ホルムアルデヒドの気化量が0.08ppm以下のものに与えられる称号ですが、
残念ながら、その安全性は、ホルムアルデヒドにだけ与えられた評価なのです。
それ以外の、たとえば、トルエンや、キシレンや、アセトアルデヒドや、ベンゼンなどが
どんなに大量に含まれていてもF☆☆☆☆の称号を表示することが出来るのです。

そのような建材の状況では、出来上がった家が有害な化学物質で汚染されている可能性も高いわけです。
そこで、100年の家PROJECTのメンバーは、全ての建物に対して、
VOC測定を実施し、安全性を確認した上でユーザーに引き渡すことにしました。
全棟VOC測定をしている建築家は、全国でも非常に希少です。
なぜなら、よほどの自信が無い限り、出来ないことだからです。


日本VOC測定協会では、測定結果の信頼性を確保する為に、建築業者の自社測定を認めていません。この事は100年の家PROJECTのルールでもあります。
僕らのような、VOC測定技術者の資格試験に合格し、認定された者が物件毎の室内空気をサンプリングし、産学協同の研究機関で、(現在は、北見工業大学のご協力をいただいています。)検体を分析する、という徹底した第三者主義を貫いています。
建築業者自ら、こんな厳しい検査体制をとっているのは、100年の家PROJECTだけだとおもいます。

建築業界は、今、激動の時代であり、生き残ることの出来る業者は、1割であろうと言われています。そんな中で、自ら厳しい試練を与えて成長していこうとする建築家が、日本中で育ち始めた。
『真実』という良い方向性を選び、自主改革を開始した彼らに、大いに期待したいと思います。







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Last updated  2007.09.22 18:18:11
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Re:VOC測定(09/22)  
にろす  さん
同じじょうしゅう100年のメンバーとしてパステルさんの変革スピードはものすごいと思います。
常にチャレンジしてる姿勢がまた凄い。
私も生き残るための努力をしないと。
楽しく前向きにがんばります。
もうすぐじょうしゅうタイプ完成ですもんね。 (2007.09.22 11:45:37)

Re[1]:VOC測定(09/22)  
にろすさん
そうですね
究極の住宅プロトタイプを作りましょう
わくわくする (2007.09.22 13:18:10)

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