魔法の時間

魔法の時間

2006.08.08
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カテゴリ: リーマンの小言
人との出会いって、ほんと面白いなあ、って思うのよ。

今日、さっき家に帰って、ビールで晩酌してたのね。
そこに、プルルルル・・・
と、電話が鳴ったの。

「あなた、今手が放せないから、電話とって~」
って女房がキッチンから言うから、めんどくせえなあ、って思いながら、受話器をとったの。

「ハイ、○○です」
って言うと、
年配の・・・そうだなあ、70はいってそうな婦人が、

だって。
「いや、○○ですけど・・・」
ってオレが言うと、ご婦人は「あっ、間違えました。失礼いたしました」
って、ガチャンと切ったの。

やれやれ・・・間違え電話かよ、ってまたビールをグラスに入れてると、また電話がプルルルル・・・、ってね。

またかよ、って受話器とったら、やっぱりさっきのご婦人で、
「あれ、安藤さんじゃございませんか?」
って。
「いや、違います」
「あ、どうも失礼しました」

やれやれ・・・

プルルル・・・


・・・またかよ!!!

さすがにオレもちょっとムカついて、電話に出たね。
「はい、○○です!]
「あらっ、失礼。さっきのお宅?安藤さんじゃございませんか?」

ちくしょー、仕事終っての一杯が・・・。。って思ってると、
「そちら様は、0X-△△△-○○○○、ですか?」って。
「いや、ウチは0X-△▲△-○○○○ですよ」
って、オレが答えると、
ご婦人ったら、
「いやねえ。この年になるとドジが多くって。せっかくのお休みの所、すみませんでしたね」
って。
オレも何だか可笑しくなって、
「いや、似た番号ですからね」
って。


受話器を置いて、なんだか人との繋がりっていうか、そういうの不思議だな、って思ったね。
顔も知らない、名前も知らない、そんな人と三度も会話したんだな。
もし、道端で会ったとしても、そうだとは分からない人。もう二度と会話さえしないだろう人。


「間違え電話ー?」
って聞く女房に、「そうだよん」と返した。

あっ、そ。って、女房は叉まな板をトントン鳴らしてる。

こういう出来事もいいもんだな、ってささやかな人対人の繋がりが面白かったよ。

一億二千七百も居るこの国の人びと。
これから、何人の人と出会って、会話できるんだろうな。





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最終更新日  2006.08.08 20:55:39
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