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クリックお願いします↓1日1回 「質問していいですか? …いやな人には、セックス断われますか?」さっきから気になっていたので、聞いてみた。「もちろんです。どうしても嫌な場合は予備の部屋がございますのでそこで一人でお休みください。でも、一度は二人きりでお部屋でお話をなさってくださいね。他に質問はありませんか」とエヴァさんは参加者に尋ねたが、もう質問は出なかった。「それでは最初のプログラムに入ります。自己紹介ゲームです。お名前については、事前に提出いただいた仮の名を使ってください。皆様方の日頃のなさっていること、あるいはなさりたいことを紹介いただきたいのです。ただし、それは架空のもの。ふだんの自分とは違う自分を思い描いてください。その架空の自分が興味のありそうなことも考えてお話ください。よろしいでしょうか。しばらく時間を置いてから始めます。順番は皆さんから向かって右側の列、壬生さんから。壬生さんがおわると、席順に英代さん、船場さん、あかりさんお願いします。そしてこちらシホさんの列。シホさん、真野さん、節子さん、芳孝さんの順に」私は何になろうか。野間さんは何になるつもりだろう。壬生さんがしゃべり出した。「壬生です。東京で会社を営んでいます。還暦近くになりましたので、息子にもうすぐ会社を継がせます。趣味は野歩き。……夢ですか、恥ずかしいですが、ずっと一緒に苦労してくれた妻と世界旅行にでも行きたいですね。ま、そんなところで」嘘にしろ、自然な語り口。短い挨拶に拍手が湧いた。妻と言えば、節子のことだろうか。この中では年齢ではいちばん壬生に近い。「では、次は英代さん」「私、ほんとうはどうだっていいのです。もう余生と思っていますから。実は結婚相手に先立たれてしまいました。すごく優しい人で私のわがままを聞いてくれる人でした。私が温泉とスキーが好きだというと、雪国に小さな田舎家を買ってくれました。住む人がいなくなった古家で、初め見たときはこんなところで暮らせるのかと思いましたが、夏の間一生懸命大工仕事をしてくれて改装してくれました。村には温泉があって、雪の日でも夫は温泉に行こうと連れていってくれました。いっぱい、いっぱい幸せをくれました。それが突然、交通事故でなくなったのです。私はあの人以上に愛せる人なんかいません。今日もこうして皆さんとお会いしていますが、これは本当の私ではありません。ほんとうの私でないから何でもできるのです」ちょっと暗い話だ。しんみりとした空気が漂う。どこまでが本当なのだろう。「船場さん、お願いします」「泣かされますなあ、英代さんには。私は英代さんと反対ですな。離れて行った女たちには未練はおまへん。人間、いつかは別れがきますしなあ。よしんば、別れんでも、それは形だけのことで、たいていは心と心は離れてますのや。私はなあ、アホな男やけど、一生に一遍だけでもホンマに惚れたと思える女と出会いたいんや。そやから来ましたんや、ここへ。ほんまでっせ。仕事は婦人服の店をやってます。終わったら教えますさかい、近くの人、買いに来ておくれなはれ。ほな、とりあえずこのくらいで。おおきに」この男もなかなかの演技力だ。演技ではなくて案外、本当のことを言っているのかもしれない。「じゃ、次、あかりさんお願いします」「あのう、私誰でも好きになってしまうんです。それがいけないこととは自分では思ってないけど、ある人にすごーく叱られた。霊感のある先生に見てもらったら、私の前世は平安時代の巫女だって。だから、人を好きになることは私の天職。夢は、みんなを幸せにしてあげること。以上です」咄嗟に思いついたことを話しただけだが、話してみて案外本音かな、と思った。(つづく) *作者の想像による産物(創造)で、実生活を描いたものではありません。クリックお願いします↑1日1回就職・転職、心の相談&ひきこもりサポート! ご相談は下記HPからどうぞ。http://cava-support.jp/電話相談、出張可 愚痴聞き、『話し相手』も承ります。「ひきこもり卒業のための応援」。ご案内は、ここをクリックしてください。マイべストプロでのご紹介http://pro.mbp-osaka.com/cavaカウンセリングイメージをYou Tube映像にしてみました。
2011年06月30日
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