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2026.05.23
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カテゴリ: 世界遺産
ↈ世界遺産 ●ヴァールベリのグリメトン無線局


ↈ世界遺産




●ヴァールベリのグリメトン無線局  
国:スウェーデン  登録:2004年






南へ約70km、ハッランド県ヴァールベリの郊外に位置する
超長波送信局です。グリムトン長波海岸局が正式名称で1924年以来、
アメリカのロングアイランドにあるラジオ・セントラルと対に
大西洋間の無線電信に使われてきました。

1996年に廃止されたものの、毎年祝日アレキサンダーソン・デイには
モールス信号による特別放送が行われています。夏の時期には、
無線局の見学が可能で、無線や電報の仕組みを伝える施設となっており、
地元の学生の研修などにも使用されています。


無線通信の歴史の中で非常に重要な段階を示し、現存する
アレキサンダーソン式無線機の中で唯一動作することを評価されて
2004年に世界遺産に登録されました。





今も送信可能!



スウェーデンの南西部の町ヴァールベリには、世界で唯一稼動可能な
高周波発電機式の超長波送信機があります。
この「ヴァールベリのグリメトン無線局」は通信技術の発展を
支えた通信の歴史の生き証人であり、これまでの業績や希少性が評価され、
2004年に世界遺産に登録されました。

6本のアンテナから成るヴァールベリの無線は、一見するとただの
鉄塔に見えます。しかしそこには、世界の通信技術を牽引してきたと
いう格式と誇りが詰まっています。




建築家カール・オーケルブラッドが設計



スウェーデン南部にあるヴァールベリのグリメトン無線局は、
初期の大西洋を横断する無線通信施設のシンボル的存在。
ここは建築家カール・オーケルブラッドが設計した
新古典主義様式の建造物で、エンジニアのヘンリック・
クルーガーが127mものアンテナ鉄塔を建造し、これは
当時スウェーデンで最も高い建造物でした。
今でも初代アレクサンダーソンの送信機が残り、非常に状態が良く、
毎年送信テストが行われるほど。




アレキサンダーソン・オルタネーター



19世紀、マイケル・ファラデー、ジェームズ・マクスウェル、
ハインリヒ・ヘルツ、グリエルモ・マルコーニといった
科学者たちの功績により電気通信が現実化した。
20世紀はじめにアメリカに移住したスウェーデン人電気工学者
アーンスト・アレキサンダーソンはゼネラル・エレクトリック社で
遠距離通信に適した超長波通信の研究に従事していた。
1906年12月24日、アレキサンダーソンが設計した
アレキサンダーソン・オルタネーター(交流発電機)を取り付けた
送信機を使用して、カナダの電気技術者レジナルド・フェッセンデンが
クリスマス・イヴに世界初のラジオ放送を行い、賛美歌を演奏して
聖書の一節を読み上げた。アレキサンダーソンは1915年と1919年に
大西洋を越える無線通信の実験を行い、高周波オルタネーターや
マルチ同調アンテナなど数多くの画期的な機材の開発・改良を進めた。
1919年にはオーウェン・D・ヤングがRCA(アメリカ・ラジオ会社)を
設立し、アレキサンダーソンも参加して第1次世界大戦(1914~18年)で
失われた国際コミュニケーションを回復・推進することを目的に、
世界的な無線電信ネットワークの構築計画を推進した。

第1次世界大戦では有線の電信システムが使用されたが、ケーブルの
切断などに対して脆弱であることは明らかで、実際に通信障害が起こった。
特にスウェーデンのような国は他国の海底ケーブル・ネットワーク網に
依存しており、独自の無線電信局の建設が急務とされた。









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最終更新日  2026.05.23 05:00:05
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