キャロルはわんちゃんのパラダイス写真館
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いだからアニメか怪獣映画と思いきやいつも石原裕次郎か小林旭である。当時の娯楽といえ
ば映画かパチンコぐらいしかなく、特に映画は隆盛を極めていた。叔父も20歳そこそこの青春
時代で、裕次郎に憧れていたのだろう。所詮、土台が土台だけに叔父の裕次郎カットはお世
辞にもカッコイイものではなかったし子供ながらも裕次郎を見ているとカッコイイ事はわかって
いる。足が長いし、大勢のヤクザとの喧嘩のシーンなどボコボコに殴られながらもニヤリと笑
い、口を切って微かに流れる血を見てボクサー並みのパンチ力で反撃・・・。余りにも強すぎ
る。それゆえに女性にはあまり興味が無い。これぞ色男の条件か。女性を見たら目をぎらぎら
させた叔父には所詮無理な話でやはり雲泥の開きがある。その頃の映画館は3本立てが大
方で叔父に言わせると裕次郎、旭、クレィジーキャッツの組み合わせが最高らしい。その叔父
の影響ではないと思うが学生の頃から裕次郎のLPやテープを好んで聴く姿が友人らにはちと
不可解に写った様だ。当時は荒井由美、チューリップや吉田拓郎などが若者たちの"神様"で
あったし、演歌の歌など聴く輩は"体制派"と罵られたものだ。しかし裕次郎の歌はよく聴くと実
に味がある。その中でも特に心しみる歌が「わが人生に悔いはない」である。
「わが人生に悔いはない」
曲/加藤 登紀子
鏡に映るわが顔にグラスをあげて乾杯を、たった一つの星をたよりにはるばる遠へ来たもんだ。長かろうと短かかろうとわが人生に悔いはない。
この世に歌があればこそ、こらえた涙いくたびか、親にもらった体一つで戦い続けた気持よさ、右だろうと左だろうとわが人生に悔いはない。
桜の花の下で見る夢にも似てる人生さ、純で行こうぜ、愛で行こうぜ、生きてるかぎりは青春だ。夢だろうと現実だろうとわが人生に悔いはない。わが人生に悔いはない。
誰しもが悔いのない人生をおくりたいと願っている。裕次郎は若くして彗星のように消えていった・・・。しかしその面影は我ら中高年の永遠のヒーローとして強烈に心に焼きついているのだ。

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