加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

April 5, 2005
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カテゴリ: 日々雑感
 久しぶりに「焼きりんご」に挑戦した。来客があったので、デザート用にと思ったのである。

 懐かしの味、というのは、亡くなった母が、私が子供のころよく作ってくれたから。芯をくりぬいて、バターとお砂糖をつめ、オーブンで焼く。じきに甘い匂いが漏れてきて・・・焼きあがるのが待ち遠しかったものだ。
 本当は冷めてからの方がおいしいのだが、待ちきれなくて、熱々を頬ばったこともある。
 冷たいカスタードソースをかけ、干しぶどうなど散らすと、すごく贅沢なデザートになった。

 ところがその焼きりんごを、最近はあまり見かけない。
 数週間前、渋谷の喫茶店で見かけて、いそいそと注文したのだが、同席していた若い女性編集者は、何とこう言った。
 「焼きりんごって、何ですか?」

 まあ、それは、「焼きりんご」に喜んでいた頃は、オペラもフルーツタルトもカシスのムースもなかった時代だもんね。
 ところが、数日前、横浜のはずれの喫茶店で、再び「焼きりんご」に出会ったのである。
 なかなか美味だった。これはチャレンジしなければ!ムクムクとそんな気になったのだ。

 で、今朝、何十年ぶりの自家製焼きりんごに挑戦してみた。
 芯をくりぬき、バターと、ブランデーにつけた干しぶどう、そして砂糖をつめる。250度に温めたオーブンで20分。何も参照しない、100パーセント自己流レシピ。
 いい匂いが漂い、なかなかいい感じにりんごが焼けた。
 天板を取り出して、いざ味見。りんごの果肉にナイフを入れる。やわらかい果肉を一切れスライスして、口に入れた。
 ふむ、なかなかいい歯ごたえ。。。。でも何か変!何が?味が変なのだ!
 ???首をかしげるうち、思い当たった。
 「砂糖でなく、塩を入れたんだ!」
 そうでした。同時進行でいくつかの料理をしていたので、塩の袋は開いたまま。一方砂糖の袋は、まだ口が開いていなかった。「開いていないのか・・・」なんだか開けるのが面倒で、未開封のままに・・・・そして天板にりんごを並べ、「砂糖(のように見えた白い結晶体)」を、りんごの芯をくりぬいた穴に詰め込んだ、というわけ。






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最終更新日  April 6, 2005 12:22:44 PM
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