加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

May 30, 2005
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カテゴリ: 音楽
 実施中のオペラツアー、ウィーンとチューリヒでの行程を無事に終えて、最終目的地であるパリにやってきた。

 客席は地元のひとばかりらしく、慣れた感じでラフなスタイルのひとが目立つ。
 ロビーで知り合いのバレエ評論家とすれちがったが、「地元のひとばかりのときなこんな感じ」なのだそうで、これがクラシックバレエだと、観光客が多く、ドレッシーになるのだという。

 劇場でのドレスコード。これはよく聞かれることである。
 個人的には、「何でもいい」と思っている。普段着もロングドレスも混在しているのが、ヨーロッパの劇場なのでは、という印象があるからだ。私自身も、一人で来るときはかんたんなニットスーツか、せいぜいワンピース、またはブラウスにスカート。ツアーのときは、おしゃれしてしまうときもあるけれど。

 でも最近、いろんな劇場を回って、やはり劇場によってさまざまな「色」があるのだな、と思うようになった。
 カジュアルな印象のあるドイツの劇場でも、たとえばドレスデンのゼンパー・オパーはドレッシーだったし(保守的な感じもした)、おしゃれな都のはずのパリは、バスチーユのオペラ座も今日のガルニエもほんとカジュアル。


 その一方で、ウィーンではそれなりにおめかしているひとが目立ったのだが、そのなかには観光客もかなりいたようだ。

 おおざっぱに言うと、オペラが日常化している町では観客も日常的な装いで、非日常化している町や観光名所として観光客の多い劇場では、ドレッシーなのかもしれない。
 そう、いざ、と思って、気を入れておしゃれしていくってことは、通いなれていない、ってことなのかもしれないね。





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最終更新日  June 5, 2005 04:14:38 PM


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