加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

September 27, 2005
XML
カテゴリ: 日々雑感
 今週から、大学の講義が始まった。

 今日は、明日返す試験の採点。2ヶ月前に終わった試験を、今頃採点している。いかに夏休み遊んでいたか、ばれてしまいますね。

 今回は「持ち込み可」の試験にしたのだが、となると決まって出回るのが、同一ノートのコピー。きれいに取ってある特定のノートのコピーを、試験会場で沢山見かけた。

 自分も身に覚えがあるから、まあそれはいいのだが、採点していて歴然とした証拠を見せられた。
 誤字、である。

 たとえば「苦脳」。これは分かりますよね。
 それから、「調整」っていうのもあった。音楽の授業なので、「ちょうせい」と読む専門用語は、「調性」である。(ハ長調とかト短調とかいうやつですね)。
 「写真主義」・・・これはお分かり?「写実主義」が正しい。


 というわけで、あまりに誤字が多いので、一瞬「パソコンの弊害か?」と思ったのだが(自分が日々さらされているので)、これはたぶん同一ノートコピーの弊害ではあるまいか、と思い当たったのである。
 そのノートを取っていた本人が間違えると、間違えたまま写される、というわけ。
 最近の学生は(お決まりのせりふで恥ずかしいが)日本語力がえらく低下しているのか、と愕然としたりもしたので、まあ同一コピー弊害のほうがまだましか、なんて変にナットクしたりした。
 もちろん、多少の減点はさせてもらったのだけれど。

 しかし、いや、やっぱり日本語おかしいんじゃないか!と叫びたくなったのは、自分の名前を間違えて書かれた答案を見たときである。
 3枚くらいの答案の担当者名のところに、「加藤造子」と書かれていたんですねえ。
 これは初めてだった。「治子」と書かれたことはあったのだが。なんて読むんだ?「ぞうこ」というのだろうか。
 最高点を取った学生もこの仲間だったので、結構ショックだったのでありました。

 まあ、いまどきの学生(これもお決まりのせりふで失礼)の名前は、こちらから見て読めないことがしばしば。「絵理夢」なんてあったしね(少女まんがの読みすぎ?)。これは本人より両親の趣味だけれど。

 もうひとつ、やはり日本語として筋の通らない、おかしな答案もある。それはたぶんコピーノートを使っていて、その内容が理解できていないからだろう。自分の言葉になる以前の問題である。てにをはをはじめとして文章のつながりが変なので、だんだん宇宙人みたいな気分になってくる。

 手書きをしなくなって、パソコンで文章を書くようになった弊害も大きいかもしれない。


 手書きで文章を書くと、何と言うか、ろれつが回らなくなってしまうのだ。ふだんローマ字変換で文字を書いているせいじゃないだろうか、と勝手に思っているのだが。
 でもそのような状態が続くと、ちょっと怖い。

 コピーノートも、パソコンも、最終的には本人のなかで切り替え(理解)ができているかどうかが大事かも。便利なパソコンも、信頼しすぎるとまずそうだよね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  September 30, 2005 12:40:08 AM
[日々雑感] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

CasaHIRO

CasaHIRO

フリーページ

バックナンバー

August , 2026

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: