In My Life

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2006年01月20日
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カテゴリ: 日常
(えっ、退院?の続き)

問題があるとすれば、それは制度ということになるのでしょうか?
現行の医療制度では、患者の入院日数によって病院が受け取る診療報酬に差がつくらしいのです。
そして3ヶ月以上入院させると、報酬は著しく減る仕組みになっているとのことです。
だから、病院経営が赤字になるから3ヶ月以上は入院させるな、・・・と。
あぁ、このような背景があるのではこの状況は改善されることは無いかもしれませんね。
「医は算術なり!」に近い状況になっても、それも「仕方がない」であきらめるしかないのでしょうか?
老人問題も含めて現代の日本社会が抱える解決が困難な問題のひとつなのかもしれませんが、本質的な解決策を探し出してそれをベースに医療制度も見直すことでなんとか改善していって欲しいものです。

さもないと、そのような営利優先の経営環境では人道的に優れた医師は育たないというか、たとえ存在したとしても活躍することができないのではないかって危惧してしまいます。

でも、もし本人が望んでいても、人道的な立場を貫けないシーンに出っくわすことが増えるとするならそれは悲しいことです。
そんな風にならないことを祈ります。

人道的立場を貫く医師、というとどうしても思い出すテレビドラマがあります。
昔テレビで見て、あまりの面白さに夢中になったドラマ「白い巨塔」。
まるでブラックジャックを思わせるような天才的才能を持ちながらも、その強過ぎる上昇志向、野心のためについには身をも滅ぼしてしまう外科医の財前五郎・・・田宮二郎がこの作品完成直後にいなくなってしまったのが残念でなりません。
この財前教授役は彼の実生活とオーバーラップしていたのだとすれば、これ以上のキャスティンはやはりあり得ないでしょう。
確か最終回の放映時には、既にこの世にいなかったのですね。

白い巨塔_01.jpg

白い巨塔_02.jpg

そして、その財前教授が唯一実力を認め、そして最も苦手とする内科医の里見助教授。
これは山本学が最高のハマリ役でしたね。
おそらく、誰もが医者に抱く理想像を完璧に形にしたらこうなるであろう、と。
正義感に強く、人情にもろく、勤勉で研究熱心、そして一流の才能の持ち主。

江口洋介の里見はあれはあれでよかったと思うのですが、山本学のものが余りにも印象的だったのです。

白い巨塔_03.jpg

白い巨塔_04.jpg

原作者の山崎豊子さんは、この里見先生を対極に置くことで大学病院の腐敗構造をよりわかり易く描くことに成功したと思います。
そして、その中での里見助教授の存在は唯一の救い、希望の光・・・ですね。
だから、里見先生の登場するシーンはすべて夢のように映るのです。
僕だってもし医者にかかるなら、絶対に里見先生のような方に診て欲しいですから!

白い巨塔_05.jpg

白い巨塔_06.jpg


それは幻を追いかけるものであって欲しくはないのです。





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最終更新日  2006年01月21日 23時07分44秒
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