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2008年02月21日
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カテゴリ: 生き方
=ER season VIII -- The Letter from Dr. Greene=
~ER緊急救命室から -- グリーン先生からの手紙~

The letter from Dr. Greene
<< YouTube↑で動画をどうぞ >>

NHKの総合テレビとBSで放送されているアメリカドラマのER(ER緊急救命室)のワンシーン。
朝、ハワイで家族水入らずのひとときを楽しむグリーンからファックスが届く。「ERのギャング共へ」の書き出しで始まる手紙には幸せな家族の情景が描かれていたが、途中で途切れてしまう。続いてその奥様のエリザベス・コーディ外科医師からのファックスも届き、ERレジデントのカーター医師が、ERスタッフに読み聞かせる。

ただ、実はハワイでの休暇というのは、グリーン先生は脳腫瘍があり、一度は化学療法で職場復帰ができたが、また再発し安らかな死への準備のため、家族との最後の療養休暇だったのだ。

今回と次回と2回に渡って、グリーン先生の亡くなるまで,また亡くなった後の状況を記載したいと思う。

というのも、一人の命にどれだけの人間が関わり合い、助け合い、支え合い、そしてどれだけの幸せを共有してきたかを再認識したいと思ったからだ。
また、一つの命が消える時にどれだけの悲しみが発生するのかも再認識したい。



=グリーン先生の手紙=

ERのギャング達へ

やぁ、いまは夕方の5時半。ビーチでゆったりと養生しているよ。
妻は僕の横に座り、ジュースを飲んでいるよ。
でも僕はもっぱらマイタイだ。
陽が沈んでいくよ。
形の良い貝殻を探しながら、妻は娘を抱き、そのかわいいつま先を海につけているよ。
不気味に思えるかもしれないけれど、何がこのときを創り上げたのかを考えているんだ。
そうだな、今、みんなに言いたいことは、君達とあの薄暗い場所が恋しい。
本当によく思ったことは、僕は別の仕事に就きべきたっだということ。
もしくは開業医とかね…、簡単で、ストレスも少なく、有利な条件で。

君達が何を考えているかは分かるよ。でも信じて欲しい。全て一旦終わってしまえば、評価することは難しくはない。
僕はこの職場は僕無しでは機能しないと信じたいんだけれども、僕の優秀な頭脳は君達は大変優秀な医療チームだということを承知している。
日々絶え間の無い患者の診療に最高の技術,情熱,思慮をもってあたっている。
だから僕の不在など気にもならないはずだ。
とにかく僕のことは別問題なのだよ。

でも僕にとって君達、そして私達が共に働いたあの職場に価値が無かったと思って欲しくはない。
さて、もうこれ以上個人的に書ける事はなさそうだ。
こんなことを書いている僕がやはりいなくても、なるようになるだろうってみんなは分かっていると思う。


妻は笑って、僕に手を振っているよ
娘はようやく貝殻を…



=追っての妻のファックス=

前略 夫は今朝6時4分に神に召されました。
ちょうど陽が昇るころ。それは彼の一日の内で一番好きな時間。
彼が皆さんのことをどれほど誇りに思っていたかが分かるでしょ。
そして皆さんが彼を思い出してくれたら、どんなにか喜んでくれることでしょう。
                              草々




 次回に続く・・・





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Last updated  2008年02月21日 08時50分09秒
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