Hic Rhodus, hic saltus.

2006.07.21
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伊東孝の 『日本の近代化遺産』(岩波新書) 『カラー版・近代化遺産を歩く』(中公新書) は、 写真の専門家が捉えた近代化遺産 ということになる。西洋館をモチーフに多くの作品を残す著者が、次のモチーフに選んだのが近代化遺産であった。
近代化遺産を歩く
時計塔に始まり刑務所に終わる全部で26種類、108件の近代化遺産を、写真家の手によるカラー写真で紹介する本書は、本文を読み飛ばしたとしても十分に楽しめる内容。筆者があとがきでと語っているように、読み進むうちに旅情に誘われてくる。

既に現存しないものも2割ほどあるようだが、遺産を遺産としてではなく今後も社会資本として活用する術を見出したいもの。 明治村 のようにまとめて保存するのもひとつの方法であろうが、やはり地域社会の中にあってこそ活かされていると言えるのではないか。

なお、 社会資本 公共財 という。 非排他性 とは対価を支払わない フリーライダー を排除できないということであり、 非競合性 とはある人の消費が他の人の消費を妨げないということである。灯台・堤防などはその代表例と言えるが、これらこそまさしく近代化遺産の一部と言える。

博物館・明治村

増田彰久『カラー版・近代化遺産を歩く』(中公新書)





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最終更新日  2006.07.21 11:15:04


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