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2009.05.05
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テーマ: 大学入試(210)
カテゴリ: CFV21の理念
一年ぶりに、本ブログを再開します。


少子高齢化、食糧自給率の低下、巨額の国家財政赤字など、日本社会の現状を見るに、日本の将来を考えるとどうしても暗い気持ちになってしまいます。明日の日本を支える有力な産業も見えては来ません。

また、経済格差の拡大が教育格差にもつながり、経済的弱者の子弟が経済的理由で大学進学を諦めなければいけない、というような話も聞かれるようになりました。一部の高校では、授業料滞納のある生徒を卒業させない、というようなニュースも見ます。

こうした時に、日本人の叡智を結集すれば何とかなる、というような楽観論や、日本人は農業をやっていれば良いのだ、というような、世界情勢を無視した後ろ向きの議論では、私は、日本を救うことはできないと思います。

やはり、戦後から'80年代まで日本を強力に牽引してきた「科学技術立国日本」の姿を再生する以外に、狭い上に山がちで平野が少ない国土に一億人以上がひしめき、有力な鉱物資源を産出しない日本の将来はあり得ないのです。

翻って、明日の日本を担う人材を育成すべき教育の状況がどうか、と、言うと、これまた、暗澹とした気分にさせられます。ようやく、'90年代に文科省がお人好し日本人に押しつけた「ゆとり教育」が見直され始めました。しかしながら、改訂された学習指導要領を見る限り、'80年代以前の先進的なカリキュラムにまで戻ってはいません。しかも、経済的困窮者の子弟は有能であっても高等教育の機会を与えられず、みすみす人材の損失を招く、という現状に至っているのです。

ですが、果たして、経済格差は教育格差に直結するのでしょうか?
本当に、教育にはカネがかかるのでしょうか?



紙と鉛筆とチャレンジ精神

を合言葉にしています。学力向上に必要なことは、高いお金を払って有名予備校の有名講師の授業を聞くことではありません。高い目標と意欲、強い意志をもって、自発的かつ積極的に学ぶことです。

もちろん、経済的に恵まれた家庭の子弟が塾・予備校に通って親切なケアを受け、わかりやすくおもしろい授業を聞けば、難関大学入試において有利になるでしょう。ですが、それは有利になる、というだけであって、教育にカネをかけることは難関大学入試突破の必要十分条件ではないのです。むしろ、不利な状況におかれてもなお、ハングリー精神をもって歯を食いしばって頑張りきることこそが、難関大学入試突破の必要十分条件と言うべきです。

理工系大学入試支援ウェブサイトCFV21では、経済格差が教育格差にはつながらない、ということを形をもって示すために、会費を3ヵ月3千円に抑えています。その分、教室も自習室も豪華なパンフもありません。会員の自発的学習を、Eメールで質問を受けることによりサポートすることで、費用をかけないように致しました。
もちろん、会費を頂戴できれば塾・予備校にお通いの方でも、誠実にサポートさせて頂きます。

経済的事情により夢や希望を諦めなければならない、と、お考えの高校生の皆さんに申し上げたい。
経済力は教育成果とは関係ありません。あなたの意欲次第なのです。

夢や希望をしっかり持ち続けて、初志貫徹しましょう。あなたの努力こそが日本を救う原動力となるのです。

大学入試問題研究サイト





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最終更新日  2009.05.05 08:59:32
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