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2009.12.04
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カテゴリ: 宝塚
宙組「カサブランカ」、千秋楽の1週間前がMY初日。

実はですね、私、あの名画「カサブランカ」を一度も見たことが
ないのです。
もちろん、イングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガードが
主演だということ、「君の瞳に乾杯」、「As Time Goes By」は
知っていましたが、ストーリーなどは全然知らないのです。
(映画がお好きなともみ先生(元宝塚歌劇団 立ともみ)は
それを聞いて驚き呆れていらっしゃいました)

ということで、全く白紙の状態で劇場へ。

平日でしたが、1階は満席。2階はどうだったのかしら?
拍手の感じでは2階もかなり埋まっているように感じましたが。

さて「カサブランカ」
なんて時間が過ぎるのが早かったことか。
スピーディーな舞台転換、飽きさせない脚本、何度も書いてますが
小池修一郎先生は宝塚の宝だ!!

まずは初めて聞くゆうひくん(宙組トップスター大空祐飛)の
開演アナウンス。
なんてぶっきらぼうな開演アナウンス……素敵。
そして、ああ、なんてスーツとトレンチコートが似合うことか。
どれもこれもよく似合っていたけれど、私はパリ時代の濃紺の

やられました。カッコよすぎる~。
そうだ、背広を脱いだシャツ姿にも惚れました。
なんて広い肩幅。頬を寄せてみたい。そいでもって
「君を見つめているんだぜ」って言ってもらうんだ~
(ただいま暴走中)

笑い顔に鮮やかな変化が見てとれます。
パリ時代、白い歯を思いっきり見せて爽やかに楽しそうに
笑うリック…胸がキュンとしました。
お芝居、上手になったねぇ…ゆうひくん。(なぜ上から目線?)
役を手中にして、自由自在に演じているように見えました。
歌もかなり安定していたし。
トップスターの風格が漂っていましたよ。
いきなり宙組に組替えしてトップってどうなの?と心配して
いたけれど、違和感もなく…。博多座公演があったのが
良かったのかも。
素晴らしい作品で大劇場お披露目が出来たこと、トップになるまで
長い時間がかかったけれど、待った甲斐があったねぇ、としみじみ。
最後に大きな羽をつけて、一番最後に大階段を降りてきた
ゆうひくんをみて、思わず涙がでちゃいました。
私はごく最近のファンだけど、昔から応援しているファンの方
本当におめでとうございます。

イルザの野々すみ花ちゃん。
声も綺麗でセリフが聞きやすくて良いのだけれど、私は
イルザって女性が好きになれないワ。
夫が死んだと思って、リックと恋に落ちる…ここはOK。
リックと手に手をとって亡命しようとする、まさにその時に
夫が生きていたと判り、リックとの約束を破る…ここもOK。
でも、2幕終盤で、夫にもリックにも「愛している」というのが
許せませーん。リックの人格を左右するほどの打撃を与えておいて
まだそんなこと言っているのか、何様だ、お前はッ…怒ってると
根本的なストーリーに腹を立ててしまいましたよ。子供か、私は。

イルザの夫、ナチスの収容所から脱獄した伝説の男ラズロに
蘭寿とむ。
蘭寿さんなら これくらいやるだろう、という感想。
宝塚の2番手って、癖のある役が多いけど、今回は主役に癖があり
2番手は意外とノーマルでした。

それに比べて、かなりおいしかっただろうのが、ルノー大尉の
北翔海莉。
3番手のスターなのに、メタボ体型に身をやつして(?)の熱演。
長いものには巻かれろ、しかし巻かれっぱなしじゃないんだよ
というフランス人。
お金も女性も大好きといういやらしい役なのに、嫌いになれない…
何をやっても可愛らしい北翔さんの個性のおかげじゃないかと
思いました。
ヒゲのお手入れをしながらニヒッと笑う顔、亡命のためのビザが
欲しければイヒヒヒ…と画策していた人妻を逃がした時の
大げさな肩の落とし方。かわゆいったらない。
色は違うけど、みきちゃん(元花組トップスター 真矢みき)を
彷彿とさせます。
なんと言ってもあの歌声。つやがあって余裕があって…。
北翔さんが演じるサムを見てみたい気がします。
「As Time Goes By」を北翔さんの声で聞いてみたいわ。

悠未ひろのシュトラッサー少佐。
私がこれまで見た悠未さんのなかで一番良い感じ。
いつも頑張って悪い人を演じているように見えたのに
シュトラッサー少佐は、背伸びしている感じがしない、
余裕を感じました。長身にドイツの軍服もよく似合っていたし。

群集の歌がまた素晴らしくて。迫力ありました。

そしてこの公演は、映像をすごく上手に使っている点も
目を引きました。
飛行機が向きを変えて飛び立っていく場面、団体のお客さんから
どよめきが起きていました。
かなめちゃん(涼風真世)のオスカルの時の映像処理から
考えると隔世の感あり、ですわ。

ああ、満足。
でも、 花組「太王四神記」のホゲさまに惚れた 時のように
何が何でももう一度見なくては…とは思わなかったなぁ。
多分それは…ゆうひくんがロンゲじゃなかったからだと思う。
ロンゲのリックはありえませんけどね。
私はやっぱりロンゲのゆうひくんが好き。

おまけ写真。
開演前に食べた「すみれランチ」
これにミネストローネスープがついていました。
2009/12/4すみれランチ

自分へのお土産その1。
新しく出来た宙組ゆうひくんバージョンの炭酸煎餅。

2009/12/4歌劇煎餅

その2。CD「旅美写美」。
北翔さんが歌う「ハナウタ」が特に好きです。


宝塚歌劇団 タカラヅカカゲキダン / TAKARAZUKA 旅美写美 【CD】

これで今年の宝塚歌劇は見納め。
終わりよければ全て良し、な気分にさせてもらいました。
ゆうひくん、そして宙組の皆さん、ありがとうございました。


そうそう、今日は、花組の皆さんが大勢いらっしゃってました。
休憩で外に出る時、目の前に華形ひかる くんが!びっくり
(たくらんだわけじゃなく)
意外とがっちりしているなぁ、と思いました。可愛らしかった。


***追記***
一つ、書き忘れ。
「カサブランカ」ラストシーン。
セットも何もない空間を立ち去っていくリック・ゆうひくん(大空祐飛)
最後の瞬間、光溢れる場所に入っていくのが、たまりませんでした。
なんて素敵なラストシーン。
小池先生ありがとう。


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最終更新日  2009.12.05 00:34:36
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