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2011.09.19
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カテゴリ: 宝塚
今日は大阪府池田市にある逸翁美術館内のマグノリアホールで開催された
「第5回 逸翁コンサート~帰ってきたタカラジェンヌ~」に行ってまいりました。
逸翁とは、阪急電鉄、阪急百貨店、宝塚歌劇団、東宝の創始者
小林一三の雅号です。
宝塚ファン歴35年の私にとっては、実の祖父とまではいかなくても
親戚のおじいちゃまぐらい親しみを持っているかたです。(一方的に)

2010年から始まった、宝塚歌劇OGによるこのコンサート
第5回目は 炎の妖精、ジュンコさん (元雪組トップスター 汀夏子)

2011/9/19逸翁コンサートパンフレット


終演後はお茶やご飯をご一緒して
ガールズトークを楽しむ予定にしていました。
天気予報では夕方から本降り。
着物はあきらめて洋服ででかけました。
でも会場には着物姿の方がお二人いらっしゃいました。
着物美人さんの撮影交渉をする余裕がなくて残念。
お二人ともステキでした。

さてここからはジュンコさんのコンサートの内容をご紹介しましょう。
演出は宝塚歌劇団 草野旦先生。

まずは「ベルサイユのばら」 愛あればこそ を歌いながらのご登場。

スタンドカラーのジャケットブラウスみたいな感じ。
長袖の部分はレースのみで、腕がすけて見えました。

歌い終わってご挨拶。
まずは今回のコンサートの出演についての裏話から。

第3回逸翁コンサートに出演されたのはショーちゃん(元月組トップスター榛名由梨)。

東京銀座博品館劇場で上演された「勢揃い、清水港」で共演されました。
元トップスターオンパレードのような贅沢な出演者の中で
ショーちゃんが次郎長親分、ジュンコさんは森の石松で
楽屋がご一緒だったんですって。
その時すでに逸翁コンサートへのご出演が決まっていたショーちゃん、
軽い口調でジュンコさんに「出たらええネン」。
1年上の上級生であるショーちゃんには逆らえないジュンコさん。
「はい」と神妙に答えたものの
自己申告で出られるものではないのに…と思ったら
ショーちゃんが「草野先生に言っとくワ」
そして忘れた頃に草野先生から電話があったそうですが
「最初に『もしもし』って男の人の声やん?
 だ、誰?!と思って警戒してしまったわ。
 男の人からの電話なんか普段ないから。」
場内爆笑。
「ちょっと、笑いすぎ。ここは笑うとこですか?!」
またまた爆笑。
一気にほぐれる会場の雰囲気。
ここでジュンコさんは
「コンサートのタイトルが『帰ってきたタカラジェンヌ』やからね
今日は思いっきり過去を振り返るからね。
いや、過去しか語らないからね」と前置き。
とにかくカッコいいことにあこがれた少女時代、
(あこがれの人は美空ひばり、石原裕次郎)、
中学2年生で出会った宝塚歌劇、男役のカッコ良さにしびれたこと、
受験のために大阪女学院の放課後毎日 別科に通ったこと
(別科とは宝塚音楽学校の校舎を使って夜間開かれていた予備校。
 今はないそうです)
宝塚音楽学校受験の思い出、音楽学校時代の授業の思い出を
語られました。
「宝塚歌劇に出会ったのが中2で良かった。
 もし高2で出会ってたら(受験のためのレッスンが)
 間に合わなかったかもしれない」
とおっしゃったのが印象的でした。
運命だったのでしょうね。

かなり長いMCでしたが
笑い転げていたのでまったく気にならず。
「今日はコンサートやから。漫談と違うから。そろそろ歌おう」と
歌われた曲は
「ザ・レビュー」から 夢人
「NonNonNon」から 一人ぼっちの愛
どちらも草野旦先生の作品ですね(ザ・レビューは共作)。

歌い終わると今度は初舞台の頃からの思い出。
優等生と言われたジュンコさん、ご自身を
「これ!ってものがなかったの。
 平均して全部がそこそこ出来たから、
 だから成績が良かっただけで」とご謙遜。
研1で準主役への大抜擢を受けた時も
「え?そんな!私ですか?」と当惑したとのこと。
宝塚大劇場公演の後、初の東上。
異例の大抜擢ということで
アサヒグラフの表紙をかざったものだから
東京宝塚劇場では、面会希望が殺到したそうです。
ある日、公演の前に面会がかかり行ってみたら
相手は見知らぬ人。
適当にあしらうことを知らない研1ゆえ
会話をはずませることも、終わらせることもできず
だいぶん時間がたって相手がお引き取りになるまでお付き合い。
楽屋に戻ると、なんと公演はすでに始まっており、
自分の出番もとっくの昔に過ぎて4場面ぐらい終わっていたという
大幅な出遅れ。
「いつ開演ベルが鳴ったやら…
だーれも知らせに来てくれへんかった…
とにかく全ての上級生に謝り倒しました。」
そこから、宝塚時代の失敗談を多数ご披露。
アキコ・カンダ先生振付の場面では
汗のためタイツが足にピタッとくっついて上まであげることができず
早替わり不能の状態に。
仕方なく、本来せり上がる場面を勝手に袖からでることにしたけれど
実はタイツを腰まで上げきれていなかったジュンコさん、
踊っているうちにタイツがどんどん下がって
ラストの決めポーズで片足を上げたら、
タイツがぴろーんと垂れ下がるカッコ悪い事態に。
カンダ先生は おおいにご立腹だったそうです。
ジュンコさんが振りまで再現してくださるので
おかしくておかしくて皆、笑い転げました。
下級生の頃の失敗はとにかく出遅れが多かったようです。

笑いに笑って湧きかえる客席に向かって
「ここからはちょっと気分変えて、しっとりとね」と前置きして
夢の中に君がいる
記憶が定かではありませんが
この曲は客席を回って歌われたと思います。

続いては、カッコいいもの好きなジュンコさんが好きだった
ジュリー(沢田研二)の曲を2曲。
曲紹介の後、さっと袖には入られ約20秒のイントロの間に
上着をショッキングピンクのジャケットにチェンジ。
歌うは

サムライ

「片手にピストル 心に花束 くちびるに火の酒 背中に人生を♪」
カッコいい~!!

歌い終わったジュンコさん
「イントロ20秒で着替えたよ。出遅れしなかったヨ、今日は」
とにんまり。

続いては「ベルサイユのばら」のオスカル、「星影の人」の沖田総司、
「風と共に去りぬ」のスカーレットなど
思い出の作品と、その中の印象に残るセリフを披露。
特に『星影の人』沖田総司が労咳であと2年の命と宣告されたあとの
「2年か…」で始まるセリフについては
その時点で、トップスター汀夏子もあと2年と決まっていたこともあり
自分が宝塚にいられる時間と、沖田総司の命の時間が全く同じで、
胸に迫るものがあったと語っておられました。

またサヨナラ公演となった「去りゆきし君がために」のエピソード。
脚本演出の植田紳爾先生から希望を聞かれ
「スペイン物、名前はジュリオ、黒い薔薇」とだけお願いしたそうです。
まるで落語の三題噺みたいですね。
黒い薔薇はジュリオの腕に施された入れ墨として出てきたのですが
ジュンコさんの希望だったとは。
(あ、刺青にしてくださいと頼んだのではないですよ)

他にもたくさんの公演エピソードをお話になった後は
宝塚の曲ばかり5曲続けて歌われました。
「ノバ・ボサ・ノバ」  アマール・アマール
「星影の人」 生きるときめき
「風と共に去りぬ」 そよ風の青春
「朝霧に消えた人」 花の色は白
「去りゆきし君がために」 別れのフラメンコ

次の曲がプログラム最後、と前置きされたジュンコさん
「今日は 宝塚歌劇の生みの親である
小林一三先生ゆかりの地で
~帰って来たタカラジェンヌ~というタイトルで
コンサートができ…」
と語る声が、かすれがち。
そしてついに言葉が途切れて、
見ればジュンコさんの目にいっぱい涙がたまっていました。
ここでお客さんの涙腺決壊。
あちこちでグスングスン。
ジュンコさん、ぐっと気を引き締めて
マイウェイ を熱唱し、舞台袖に入られました。

鳴りやまない拍手の中、再び登場したジュンコさんは
今度は上から下まで(靴まで)早替わり。
黒いパンツに、白いジャケット。
(この時の衣装は yujiroさんのブログ でご覧いただけます)

「丘の上のジョニー」タイトルチューン 丘の上のジョニー を歌って
お開きとなりました。

お客さんの反応がいいということで、トークに熱が入り
予定より20分以上伸びたとのことでした。
一時も退屈する時間のない楽しいひと時でした。
語られた面白エピソードがあまりにも多すぎて
全て紹介できなくてごめんなさい。
それにしても、ジュンコさんのトークのうまさ、
ファンサービスの精神には感動です。


終演後 楽屋をお訪ねし少しお話させていただきましたが
楽屋ガウン姿でしたので、お写真をお願いする勇気が湧かず。
ジュンコさんのお写真を掲載できず、重ねてごめんなさい。

車で会場を後にされるジュンコさんを
みんなでお見送りしました。
あー、楽しかったねと。

次にジュンコさんが関西に来られるのは12月24日。
ウェスティンホテル大阪でのクリスマスディナーショー。
ゲストに元星組 未央一、元OSKトップ 洋 あおいを迎えるそうです。
楽しみ~。絶対行くもんね。

【おまけ1】
逸翁美術館を出るジュンコさんをお見送りする人の中に
黒いスーツ姿の女性が。
どうやら逸翁美術館の職員の方のようなのですが
どこかでお会いしたことがある…どなただっけ?
お見かけした場所は宝塚のような気がするんだけれど…。
思いだせずにいたらジュンコさんが出てこられて
「この子もOGやねん。今回お世話になったのよ」とご紹介。
そこで思い出しました。
キンさんこと元星組の朝峰ひかりさん!
そりゃお会いした(?)ことがあるはずでした。

【おまけ2】
ステージで歌う、踊る、そしてしゃべる(笑わせる?)ジュンコさん
汗だくに。
手で押さえても押さえても汗が流れる…
ついに「誰か…ハンカチ貸して」
すると私の隣に座っておられた先輩が
スッとタオルハンカチを差し出されました。
おおっ、先輩、素早い!
以後、数回にわたって「も一回貸して」と。
この子がジュンコさんのお顔に触れた果報者のタオルハンカチです。

2011/9/19果報者タオルハンカチ

【おまけ3】
私は今日、ニコラ(NikonD5000)を連れて行ったのですが
カメラバッグを持っていきませんでした。
コンサートを撮影することはもちろんせず、
膝の上に置いたバッグに無理やり半分押し込んでいたのです。
大事なニコラを落っことしてはいかんと思い、
バッグをギュッと抱え込むようにして持っていたら
3曲目が終わったくらいでジュンコさんが
「鞄、下に置いたら?
そんなぎゅーっと持たんでも誰も盗らへんから」
場内爆笑。
いやん。恥ずかしい。
でもジュンコさんに いじっていただいちゃったよ~。
嬉しい。
ありがとうございました。

書きもらしていることも多々ありますが、
字数制限10000文字にひっかかりまして…
今日はこれでご勘弁を。

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最終更新日  2011.09.19 23:47:53
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