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2013.07.26
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カテゴリ: 宝塚
本日2回目の更新、失礼します。
月組公演「ルパン-ARSENE LUPIN-」「Fantastic Energy!」。

私にとってアルセーヌ・ルパンは特別な人物です。
はじめての出会いは小学校3年生の時、学校の図書室で。
私が小学校に図書室というものがあるのを知ったのは3年生の時でした。
多分それまでは本は買ってもらって読むものと思っていたのだと思います。
それが小学3年生のとき、初めて図書室を知って大興奮。
大好きな本がいっぱいある!!
足元から、手が届かないほど高いところまで

ここはパラダイスか?!

毎日毎日放課後は図書室に行って
文字通り片っぱしから本を読むことになりました。
そして出会ったのが推理小説の棚。
初めて手に取ったのはモーリス・ルブラン著「奇岩城」でした。
怪盗紳士アルセーヌ・ルパン、なんというカッコいい男性か!!
怪盗としての側面と、レイモンドとの恋、
乳母ビクトワールだけに見せる無垢な一面…などなど
9歳の私は完全にルパンに恋してしまいました。
それで、棚に並んだルパンシリーズを全部読んでしまった時の
寂しさったら。

棚の続きにあった江戸川乱歩やコナン・ドイルの作品を読んでも
明智小五郎にもシャーロック・ホームズにも全く魅力を感じることができず。
今 分析すると、ルパンには「切なさ」という
宝塚歌劇の男役に一番近い要素があったのではないかと思います。
まだ、このとき私は宝塚歌劇と出会っていないのですが


そのような思い入れのあるルパン。
以前、タニちゃん(元宙組トップスター 大和悠河)の
「A/L-アルセーヌ・ルパンの青春」 を見ましたが
あの時は実際のルパンシリーズとは全然違う話になっており
夢が壊れる…というようなことは全くありませんでした。
でも今回は、モーリス・ルブランの遺作でありながら
ずっと公開されていなかった「ルパン、最後の恋」が原作ということで
私の愛したルパンそのものが舞台にのぼるわけです。
ドキドキ。どうなるだろう。

一応原作は読んでおこうと思ったのに、
途中までしか読めないうちに観劇日となりました。

幕が開いて黒いマントにシルクハットという
いわゆる定番のルパンとして現れた月組トップスター
まさおくんこと龍真咲。
ありゃっ。
髪の毛が真っ金金、金髪だ…
私の中ではルパンは黒髪(黒っぽい茶色)なのに。
もうこの時点で「ちがう~」。
そして最後まで「違う…」と思いつづけました。
それは龍さんを否定するという意味ではありません。
最初から最後まで「これは私の好きなルパンとは違う」と感じた最大の理由は
ビジュアルイメージの違いではなく
舞台からにじみ出るものが「ルパンワールド」ではない
「正塚ワールド」だったということに尽きると思います。
(脚本演出 正塚晴彦)
それはセリを多用する舞台展開であり、
主人公が心情を歌う歌詞であり、
その後ろに現れる群衆の流れなどなど。
全てが「ああ、正塚先生の作品やなぁ」と。
まぁ私は正塚先生の作品を好きなので何の不満もありませんし
ルパンでありながら自分の思うルパンではないため
「夢が壊れる」などということがなく、結果的には良かったのかもしれません。
ただ、ストーリーがわかったような、わからないような…
部分部分には納得するのだけれど
「うーん、全体にどんな話だったのかよくわからない」と
一緒に見た友人も首をひねっていました。
読みかけの原作を最後まで読んだら納得できるのかしら。


ではもう少し具体的な感想を。
月組のトップコンビ、龍真咲、愛希れいかは
ぐっと安定感が増したと思います。
やっぱりトップコンビがちゃんとお芝居で組まないとね。
龍さん、舞台姿が大きく見えました。
それと、どの衣装も仕立てが良くて
さすがにルパン、おしゃれだわと感じました。
ラストシーンのルパンとカーラ(愛希さんの役名)の衣装が特に好きです。

ルパンの伝記作家モーリス・ルブラン役に
みっちゃん(専科 北翔海莉)。
歌がうまいのは言うまでもなく
すっとぼけたセリフや暖かいまなざしなど自在な演技で
抜群の安定感です。
メンバーが入れ替わっているとはいえ
みっちゃんにとって月組は古巣。
のびのびして見えました。
ところでツイッターで、
みっちゃんはヒゲをつけていると書かれていたので
ヒゲ部の私としてはとても期待していたのに
ちょっとヒゲが太すぎて…。
私の好みのヒゲではなかったです。


ルパンを追うガニマール警部はマギー(星条海斗)。
出て来たときから感じたんですけど
マギー、あなたの役はガニマールでしょ?
なのに、どう見てもアナタ、
ルパン三世の銭形警部の役作りになってますわよ。
でも、良いの良いの、それで。
「Me And My Girl」のお屋敷の弁護士 にハマった私。
マギーには、純性の二枚目より、ちょっとオカシな人を演じてもらいたいから。
見た目と役のギャップがたまらず、今回も大笑いしながら見ていました。

ガニマールとペアで出てくるパリでたった一人の女性判事
フラヴィを演じた憧花ゆりの。
この公演で一番の儲け役かもしれません。
面白い。面白すぎる。
女性判事ではあるけれど、
仕事に対しては男性に負けないという意思を表すため
男ことばで話す淑女。
見た目と言葉のギャップにとまどうガニマールのセリフは
そのまんまお客様の心の声で
くすくす笑いが漏れる場面でした。
私の中ではしばらく「鳥肌かっ?!」という言葉がはやりそうです。
でも、この公演を観た人にしか わかってもらえないのがツライわ。

裏の顔を持つドナルド・ドースンを演じるカチャ(凪七瑠海)。
カチャもヒゲ部だと聞いて楽しみにしていたのに
ショボショボ気味のアゴヒゲですやん。
いやーんいやーん。
アゴヒゲ好きじゃない~。
せっかくの眼鏡なのに、残念だったなあ。
(これはあくまでもビジュアル的な好みです)
セリフが聞きとりやすくなっていて
演技自体は好きでしたよ。

逆に見た目で一番好みだったのは
コマちゃん(沙央くらま)。
黒いんですよ、髪の毛が。
そいでもってロン毛。
ヒゲこそないものの、好みやわ~この外観。
醒めたセリフ回しの悪いヤツ、
最高に好みでした。
私の座席は1階6列センターブロックだったので
オペラグラスは必要ないんですけど
コマちゃんの表情を見逃すまじ、と
ガンガンオペラグラスを使っちゃいました。

どうしても違和感がぬぐえなかったのが乳母のビクトール。
子どものころに読んだイメージでは
他の誰も知らない素のルパンを知っている人。
いつまでたっても「ラウール坊ちゃん」と
ルパンを子供扱いする人。
大きな愛でルパンを包んでいる人…と思っていたのに
何だか今回のビクトールは下世話なの。
こんながらっぱちな乳母に育てられたルパンが
最高の紳士になるかなぁ、と、
どうしても納得がいきませんでした。
演じていたナガさん(飛鳥裕)のせいではなく
そういう演出なんでしょうけど。

201307262330_3709_iphone.jpg

グランド・レビュー「Fantastic Energy!」。
全編キラキラしていました。
さすが月組。(私の中の月組イメージは代々「キラキラ」)。
楽しくてあっという間にフィナーレでしたよ。

印象に残っているのは黒いウィッグの龍さんがステキだったこと。
ベージュのお衣装の場面で、上手から走り出てきた
愛希さんがころんだこと。
たまたまオペラグラスで見ていたので
「しまった!!」という表情で必死に起き上がる愛希さんの表情が見えました。
かわいそうに、今日はDVD撮りの日だったのに…。

ラインダンスの脚あげが実に連続49回という
近年稀に見る本気のラインダンスだったことにも驚きました。
私、ラインダンスの脚あげが始まると
いつも無意識にカウントしてしまいます。
最近は8~10回、多くても16回程度なのです。
ピンと足先まで伸ばした状態で、
弾みながら脚を交互に49回も連続で上げるんですよ?
若いって素晴らしい。
本当にお疲れさまです。
千秋楽まで頑張ってくださいね。

そうだ、もう一つ超人的だなと思ったのが
マギーのリフト。
フィナーレ近くの場面で、マギーが愛希さんをグワシと持ちあげたかと思うと
ぐるんぐるん、回す回す。
しかも位置が高くて、ほとんど肩の高さです。
こんなに力強くて高い位置のリフトって
マリコさん(元星組トップスター 麻路さき)以来かも。
マギーが本当は女の子だということを忘れそうになります。

そうそう、フィナーレ、大階段に並ぶ黒燕尾姿の男役たち、
いつ見てもカッコいいワ~。
「鳥肌かっ?!」←さっそく使ってみました。ちょっと違うけど。
コントラクション&リリースを繰り返す振付にしびれました。
うううう、カッコ良かったデス。

ただ一つ、「ルパン」と正反対で、
いくつかの場面で衣装のセンスに疑問を感じました。
まあ、これも私の勝手な好みです。

ああ、楽しかった。


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最終更新日  2013.07.26 23:55:59
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