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2013.09.09
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カテゴリ: 日々雑感
2020年、オリンピック開催地が東京に決まったことで
思い出したことがあります。

私はOLから声の仕事に転職したのですが
初めてギャラをいただいたお仕事が
2001年大阪で開催された 第3回東アジア競技大会
バレーボールの場内アナウンスでした。

その直前、大阪がオリンピック候補地に立候補しており
当初のもくろみでは、大阪で開催される東アジア競技大会は
「大阪で開催されるであろうオリンピックの前祝い的な大会」だったのです。


場内アナウンスを、奮発してプロに発注することとなり、
当時私が所属していた事務所がその仕事をいただいたというわけです。

週2回事務所のレッスンを受ける研修生の私も
なんとか場内アナウンス担当チームに入れていただけ、
飛びあがるくらい嬉しかったものです。

バレーボール競技の会場は守口市の体育館と大阪城ホールの2か所。
住居からの交通手段によって割り振りが決まり
私は大阪城ホールでのアナウンスを担当することに決まりました。
わーい!!!

しかし…
問題は、アナウンス担当者全員が、全くバレーボール経験がなかったこと。

まったくやったことがありませんでした。

開会セレモニーの式次第や、
観客に対する諸注意・お願い、
入場の際の選手名紹介などは
原稿を読めば良い話。

選手交代と、タイムのアナウンスは…。
私はてっきり、誰かがメモでもまわしてくれて
アナウンサーはそれを読めば良いだけだと思っていたのですが
違ったんですよ。
その場で、状況を見て、誰が入って誰が出るのかをすぐにアナウンスしなくてはいけない。
タイムも、どちらのチームがタイムをとったのかすぐにアナウンス。
悠長に、誰かの指示を仰いでいる場合じゃないのです。

シェー!!!

ということで、私たちは にわかにバレーボールのルールを勉強。
さらに、仕上げには模擬試合を大阪城ホールで行っていただいて
実際の試合の流れの中で、全員がアナウンス練習をさせていただくことになりました。
ご協力くださったのは、K学院大学とK大学のバレーボール部の皆さんでした。

さすがに一人で全てを把握できないであろうということで
2人がペアを組み、
試合の流れを見る人、実際にマイクの前に座る人に分かれます。
試合経過を見る人は、とにかく試合に集中。
選手交代やタイムを把握して
紙にさささっとメモ(ほとんど殴り書き)
マイク前の人間はその情報を信じて即座に読みあげる、
という段取りになりました。

さて、模擬試合。
もう、ダメダメの嵐。
選手のINとOUTを間違える。
ついつい仕事を忘れラリーに見入ってしまい
タイムがかかったことに気がつくのが遅く
「えっと、どちらがタイムをとったんだ?」みたいなことも。

「国際試合なのに、こんなことで大丈夫なのか?!」と
青ざめる私たち。
いや、大丈夫なのかじゃなくって
なんとかしなくっちゃ!!!!!
危機感を募らせ、本番開始までに猛勉強をすることを誓う私たちでありました。

さて、初めて私が場内アナウンスをした試合は日本VSモンゴル。

朝早く場内に入ってマイクチェックをしたとき
大阪城ホールの大きさに圧倒されて
「どうしよう…上がって声がでなくなるんじゃないか…」と不安でした。
でも実際はお客さまが入った方が落ち着きました。
というのは、誰もいない大阪城ホールでマイクを通して声を出すと
妙に反響してしまっていたのが
客席が埋まると、声が響かなくなったんです。
はー。
布(着衣)が音をこんなにも吸収するのか、と
びっくりするくらい音の聞こえ方が違いました。

上がらなくて良かったのだけれど、
次にドキドキしたのは
モンゴル選手のお名前が難しかったこと。
元横綱 朝青龍関の本名ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジさんのように
とにかく長くて、カタカナでぱっと見た時に
読みにくいお名前が多い。

今思いだせるのはギリャズトジノフ選手。
家で何回練習したことか。
本番もなんとか噛まずに言えて良かった良かった。
日本人選手には朝日健太郎選手や荻野正二選手がいらっしゃいました。
当然ながら発音しやすくて嬉しかったです。

心配していた試合中のアナウンスについても全員クリア。
ほっ。

1日目が無事終わって帰ろうとしたとき
「いやー、どうなることかと心配していたんですけど
 プロですね、やっぱり」
と私たちに声をかけてくれた集団が。

模擬試合をしてくれたK学院大学とK大学の
バレーボール部選手の皆さんでした。
模擬試合をしながら聞こえてきた あまりのヘッポコアナウンスに
様子を見に来ないではいられなかったそうです。
ありがとうね!!

第3回東アジア競技大会期間中は、緊張しながらも日々充実。
よく舞台人の方が100回の稽古よりも1度の舞台が
どれほどの力になるかをおっしゃいますが
まさにその通りだと思いました。
(お稽古をしなくていいという意味ではない)

そして仕事中とはいえスポーツ選手の「勝利」への執念を
一番近くで見られたのも素晴らしい経験でした。
アナウンスチームの中にはすっかりバレーボールの虜になり
今でもバレーボール観戦を趣味にしている人も居ます。

と、そんなふうに私にとって良い思い出の
第3回東アジア競技大会ですが
開会前に大阪はオリンピック招致合戦に敗れてしまい
関係者の方が本当に意気消沈しておられたことが印象に残っています。

喜ぶ人がいれば、がっかりする人もいる…。
オリンピックに限らないことですね。

今回、このタイミングで東京オリンピックが決まったことは
何かとても意味があるのではないかと思います。
2020年が素晴らしい年になりますように。
場内アナウンス担当の方のご健闘もお祈りしております。


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最終更新日  2013.09.09 10:33:45
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