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2006.12.13
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彼らの住居は結構大きな部屋が三つとダイニングキッチンがあり、室内もやはり年代

この夫婦はご主人が指揮者で音楽大学でも授業を持っていて、小柄でおとなしく、気
のよさそうな50代後半。
奥さんは英語の教師で、小太りでよくしゃべり、かわいいおばさんといった感じ。
我々は機内でお腹一杯食べていたので、後はぐっすり寝るだけだった。
スザンナとカタリーナは一番大きな部屋で、僕はその隣の少し小さな部屋にセットさ
れたベッドにもぐり込んでぐっすり眠った。
ベッドもこれまた年代物だった。

を混ぜて「ご主人は何処に行かれたのですか?」と尋ねてみた。
彼女もほんの片言のドイツ語を話したので、我々はお互い乏しいボキャブラリーで、
たどたどしく会話した。
「主人は朝食のパンを手に入れるためにパン屋の前の列に並んでいるの、3時間は並
ばないとパンは手に入らないのよ」「3時間!」と僕は驚いた。
そのころはちょうどペレストロイカ直後で、物が全くなく皆とても貧しく暮らしてい
たのだ。
やっと二人が起きて来て、朝食の準備が始まりテーブルに食器が並べられた。
その時おじさんが帰って来て「見ろ、パンが手に入ったぞ」と嬉しそうに部屋に入っ
て来た。
僕たちはドイツから手土産にと持って来たコーヒーの袋を二つ手渡し、彼らはそれで

おじさんとおばさんはそれを飲んで「こんな美味いコーヒーは何年ぶりだろう」と感
動して僕たちの顔を見て目を丸くした。
おじさんがまだ暗いうちから3時間並んで買って来てくれたパンを食べてみた。
とてもじゃないけど食べられない。
一週間ぐらい机の上にほったらかしにしていたみたいに水分がすっかり抜け、石のよ

彼らはこんなものを苦労して買って食べているのだ。
ソ連崩壊直後のちょうど大変な時期だったのだ。  つづく





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最終更新日  2006.12.13 23:04:20
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いつも元気なお兄さん さん
日本でもかつて食糧が不足の時代があったが、ドイツのような品不足の経験がない。もう少しいい状態だった記憶がある。 (2006.12.13 23:33:45)

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