むかしのこと

むかしのこと

2016.01.04
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とても助けになった本であるが、楽天内他でも新品で買うことができないようなので
当時の感想を省いた記録をあげておく。

もう11年も前の記録で、その後少し関連本を読んだが
この本ほど助けになりまた心に残るものはなかった。

(2005年1月18日)
ISBN:4309012124 単行本 緑河 実紗 河出書房新社 1998/05 ¥1,365

ノンフィクション。
今ほど回復に関する情報のない時代、一人で安全な環境を構築し、回復のプロセスを模索する。

著者が用いたテキストは
『心的外傷と回復』ジュディス・L・ハーマン/みすず書房
=>被害者の回復には、今自分がどの地点に立っているかをはっきりさせることが不可欠

そこで
PTSDについて
となる。
第一症状「過覚醒」
・不意に襲ってくる刺激に対しては極端な反応を示す
・外傷となった事件と関連がある特異的刺激に対しては普通の人から見たら疑問を感じるほどの激烈な反応を示す
第二症状「侵入」
・事件を自分のうちに再体験する
・外傷をこうむった瞬間は異常な記憶形態の中にコード化され何の誘引がなくても意識に現れる
・一寸したさほど意味があるように思えない痕跡が外傷時の記憶を呼び覚ます
第三症状「狭窄」
・人間の主導性と闘おうとする気概の全てを消失させる、いわゆるいっさいのマヒ状態

フラッシュバックの仕組み(上記、一、二に関連)
「情動反応」
=>視覚から視床を飛ばしいきなり扁桃核へワープして、物体を見た瞬間に反応を引き起こす
原因=>扁桃核に直接刻印される特殊な記憶がある

PTSDの中核は
「無力化」と」「他者からの離断」
癒しの中核は
「有力化」と「他者との新しい結合」
※これは著者が最後に念押しする癒しのメカニズムに欠かせない認識

回復
完全な自己身体のコントロール
・環境の安全感の投与
・「問題に名を与える」=>外傷が引き起こす当然の症状と確認
・「リフレーミング」=>問題の引きなおし

「外傷ストーリー」を再構成する
・「フラッティング(洪水法)」直接暴露法
・「証言法」細部にわたって感情の表現も当時のままに「語らせる」こと
=>記憶の凍結から来る身体の神経的症状に警戒

「他者との再結合(和解)」
・人間性の回復
・他者への適切な信頼能力を取り戻す

もし、外傷的衝撃を、我慢しよう、耐えよう、許そう、こちらにも落ち度があったのだからと考えている人がいたら、こういってあげたい。それは無理で、不可能である。何度もいうがそれは、「人間には絶対、無理なのだ」


十一年経った今でも印象に残っているのは、
母親が、私らはあんな汚い人に対抗できるような性質ではない、と
戦うことを中断しようとする場面だった。

これが、被害者にとって、いいのかどうか…
そしてここまで被害者の家族までもが巻き込まれているとは


時が経てばと思っていたが、十一年経って思うのはやはり「増え損である」ということだ
あと十一年経ってもし命があれば、その時私はどう思うんだろう?

あと何で私とムスメはすっごくしょうもないことで
いさかうのかな。ほんといやになるわ。
ムスメは私の鏡だろうから、自業自得なんだろうけど。
いさかいも、しょうもないことでなければやむなしと思うんだけどそうじゃないからなあ。
反省反省







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最終更新日  2016.01.04 17:11:23


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