ちゃこ*SLP日記 

ちゃこ*SLP日記 

2005年11月10日
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カテゴリ: 言語病理学
ちゃこ先生かっこいい~!ってもう一回言ってもらいたくてこういう話をまた書きます。(笑)っていってもだれもそう思わないかもしれないけどさ。いいんだ、いいんだ。。。

学校では一番下っ端のSLPで(他のSLPは大先輩です)日頃仕事場で威張ることができないんで、せめて自分のブログでは「偉そうに見せよう」と頑張っております。ふふふふふ。


(だけど、実のアホさが隠せていないところが悲しいわ。。)


またまたNJの病院でのお話。(用語訳が間違ってたらごめんよ!)


のどの癌で声帯とその周りを手術で取り去られ、のどに穴のあいた(ストーマという)患者さんがスピーチセラピーの処方箋をもって外来に訪れました。


彼は看護婦さんからもらったというストーマを隠す布を取り外し、


「これを見てよ。この穴。なんて醜いんだ。人生って最低だ。癌のせいでこんな穴まであけられ、声も出ない。情けないよ。タバコは吸うもんじゃないよ。
こんな目にあうならタバコなんてやめたほうがよかった。癌なんて。。死んだ方がよかった。声が出ないんじゃXXXXに住んでる娘と電話でも話せない。もう、穴を隠していい?」


と、怒りと悲しみと悔しさ?に満ちた態度でセラピーにのぞみました。





「こんなもの使えない。試してみたけどぜんぜん上手くいかない!」


と怒る。


そこで「アメリカンキャンサーソサエティー」主催のカンフェレンスでわたしが習った人口喉頭を上手く使うコツを伝達。


イライラしながらもちゃんとわたしの言うとおりに操作し、その顔と態度のわりには(笑)熱心な練習のお陰で上手くしゃべれるようになったんです。


が、彼にはぜんぜん自信がなかったんです。自分が上手くしゃべれるようになったことをなかなか信じなかったんです。


「こんなんじゃ、まだまだだ。ぜんぜん上手くないよ。。誰も私が言ってること分かるわけない。」


そこで、

「いやぁ、わかりますけどねぇ。。そんなに思ってるほど悪くないですよ。じゃぁ、あっちのオフィスから電話しますから、それで会話が分かるかどうか試してみましょうよ。」

と提案しました。

わたしが思ったとおり、言っていることは分かるし会話も続く。

私がオフィスに戻ってくると、すごく大きな笑顔を見せて





と感激してました。


次のセッションでは彼が嬉しそうに娘さんとの電話のことを笑顔で話してくれました。そして娘さんと住むことをきめたそうで、

「もうここにはこれないけど、でもありがとう。」といってセラピーを終了しました。まだまだ練習は必要だけど、でもコツを覚えたようだから一人でも大丈夫でしょう。

彼には引越し先のアメリカンキャンサーソサエティーのサポートグループを紹介しました。彼は同じような境遇に置かれてる人を助けたいと言っていましたから。

あのとき、「電話で会話」をすることがこんなにも彼に大きな自信を与えるとは思っていませんでした。







さあ、みなさん、声をそろえて~~

「ちゃこ先生かっ、、、、」 あれ??? 誰もいないの??






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最終更新日  2005年11月10日 11時54分46秒
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